条野さん家の住み込みメイド２

２.水曜日の昼のメイドさん４ ページ42

PM1：00＿＿


条野side





Aさんが散歩していなくなった後、私は面倒臭いこの部隊を見張る事になってしまった。



鐡腸さんは芝生で半裸で筋トレして周りの人からの視線が途轍も無く痛い。
隊長と副長はさっきから写真を撮ってばかりでいるが、副長からハートが物凄く飛んでいる事が
よく分かる。





こんな事になるくらいでしたらAさんの散歩に着いて行けば良かったｯｯｯ!!!!
過去の私を殴りたいぐらいです。


私はレジャーシートで寝転がり、Aさんの事を考えた。




••••Aさんは私の事を如何思っているのか聞いた事がないですね。

今度聞いてみてもいいかもしれない。
するとAさんが帰って来た。

『ただいまー。』




私は「お帰りなさい」と言おうと思ったが声が出なかった。


何故なら、Aさんから別の男の匂いがしたからだ。
しかも首筋にキスマークが付いている。


『ん？如何かした？？』

「いえ、••••何も。」

『•••そう？』



















＿＿＿＿＿＿＿＿Aさん、如何云う事ですか？



私じゃいけないんですか？？？





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



PM12：55




そう云えば条野さんは私が元マフィア幹部って云うのは知ってるけど、
私は条野さんについて何にも知ってないなぁ。



”条野さんはそんな人じゃない！！！”って言ったけど•••。






条野さんって猟犬に入る前って何してたんだろう？
意外なヤツで教師とかwwいや、カウンセラー？www



まぁ、いいや！家に帰って来たら聞けば良い事。








『ただいまー。』


私が帰ってくると、条野さんは無言の儘私を見ていた。


『ん？如何かした？？』

「いえ、•••何も。」

『•••そう？』












私はこの時、すっかり自分の首筋に付いていた”モノ”を隠すのを忘れていた。

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