条野さん家の住み込みメイド２

２.月曜日の昼のメイドさん ページ24

PM 12：05


フードコート＿＿




私は今、買い物が終わり条野さんと一緒にご飯を食べているのだが••••




「にしてもAちゃん、よく無事だったねぇ。私、物凄く心配してたんだよ。」

「黙ってください。元マフィア幹部、包帯無駄遣い装置が。」

「いや、メイド服を着させる趣味を持ってる君に言われたくないね。」

「？！何故それを••••てか私達、初対面ですよね？？？」




「うん、そうだよ？」

「やっぱり逮捕したいｯｯ••••！！」


「だ、太宰さん、あまり猟犬の方を怒らせないでくださいよ•••！」



『え〜っとそこの白髪君、もう条野さんは怒ってるよww』

「えっ？！」






何故かフードコートで同じ席に太宰と多分、後輩の白髪君が座っているのだ。



こうなってしまったのは数分前＿＿＿



〜〜〜〜〜〜〜


PM11：58＿＿



『条野さん、席は此処で良いですか？』



「其処で良いですよ。有難うございます。」





そして私達がご飯を食べている時だった。



「あ、Aちゃーん！今、席が空いてないんだけど座って良い？」


『いや、座ってから”座って良い？”は可笑しいだろ。』




太宰は私達の返答も聞かずに座っていた。

すると後ろから白髪君が来た。(名前がわからんから白髪君だ！！)


「ちょ、太宰さん！勝手に座ったら迷惑ですよ！！」


「そうです。大変迷惑です。」

「あ、Aちゃんのご主人様。」

『！！？！何で知ってやがる。』




「え、いやだって今もAちゃんの外套に盗聴器が付いてるよ？」


「『は？？？』」



「逮捕しましょう。」

「太宰さん、相変わらずですね••••」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





『其れで、其処の白髪君、名前は？』


「あ、僕は”中島敦”と云います！」


『敦君ね。私は”文月A”。よろしく。』







「其れよりAちゃん、心中と共にメイド服姿を見せてくれないかい？！」

『キモいからやめてくれる？その私の隣にいる変態1号と同等の変態ね。』



「「変態じゃない／です。」」


『仲が良くて宜しい事！！』




「「仲良くない！！／です！！」」

『ほら、仲が良いじゃない！』









「•••••(何でこの人達、変態呼ばわりされてるんだろう。まぁ、太宰さんならわかるけど。)」





敦は黙々と茶漬けを食べていた。

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