三ツ谷くんを振り向かせたい。【東京リベンジャーズ】

振り向かせたい。3 ページ4

場地と別れて、私は自分の部屋でゴロゴロしている。



ちなみに、｢ブルーベリーの恋｣という少女漫画にどハマり中。


現在進行形で読み返している。何回でも読める。



千冬に勧められたんだけど、まじで面白い。一日で最新巻の16巻まで読んでしまった。



もちろんブルーベリーが恋をする訳ではなく、主人公が髪をブルーベリー色に染めたことから…。




と、思いっきり｢ブルーベリーの恋｣を楽しんでいると、携帯にメールの着信が届いた。



漫画を楽しんでる時に誰だよ、と思いながら送信主を見ると｢マイキー｣の文字。




_______________(今から集会やるから、Aもこい)




｢行かない｣と即送信。



あんな不良だらけの場所に誰が行くか。


数回マイキーに無理やり連れ出されたことがあったが、まず圧が凄い。むさ苦しい。




しかも連れていったマイキーは、私に集会の見学だけさせて帰らせたのである。


まじでなんのために呼んだの？




とにかく、私が行くメリットは0である。




再び｢ブルーベリーの恋｣12巻を手に取ると、またもマイキーから着信が。




_______________(三ツ谷に迎えにいかせたから。来るよな？)




『それを先に言えよ！』




今度は、｢行く｣と即送信した。



三ツ谷が迎えに来るまで、あと10分くらいだろうか。




急いで漫画を片付けて、ラフだけどかわいい服を選ぶ。




髪の毛をクシで整え、横にお気に入りのピン留め。


とりあえず銀の小さいピアスもつける。



最後にうすーーく香水をつけて、はい完成。



鏡の前でくるっと回って身なりの最終確認。




よし、大丈夫。間に合った。





ちょうどその時、家のインターホンが鳴った。

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