【ツイステ】彼依存症【男主】

彼とハイエナ ページ7

学園生活初日ということで特に授業を進めることもなくだいたいが自己紹介で終わっていった。






そして昼休み






特に気になるやつはいなかったな、などとかんがえながら食堂への道を歩く。






「っうわ！」






考え事をしていたせいか曲がり角で誰かとぶつかってしまった。俺はガタイがいいので倒れることはなかったが相手は後ろへと倒れそうになっている。







間一髪で腕を掴みグイッとこちらへ引っ張り自身の腕の中に閉じ込める。








「すんません。よそみ、してました」







腕の中にいる相手に怪我がないかぎゅうっと抱きしめながら謝罪の言葉を述べた。流石に焦った。多分この人先輩だ。目をつけられなければいいけど。







「えっ？あ、いや、！大丈夫ッス！！だから離して...！」






優しそうな声色にホッとし体を先輩から離す。









「腕引っ張ってくれてありがとね。って...あちゃー、一口あんぱん落ちちゃったッスね〜」









「...もしかして、それ貴方の昼っすか？」









「え？あぁ、そうっすねえ。でも気にしなくていいっスよ。俺の不注意でもあるし！」









先輩はそう言うが俺が考え事をしなければぶつからなかったはずだ。





アンパンだってダメにならずに済んだ。









「...先輩、ですよね。名前教えてください」








「？？ラギー・ブッチっス。あんたはA君だよね。よろしくっス」









「ブッチ先輩、昼おごります。」









そう言ってブッチ先輩を見つめると俺に折れる気がないと伝わったのか頷いてくれた。









ブッチ先輩は先に行かなければならないところがあるらしく俺に先に食堂へ向かうように言った。








.









.









.









.









.









.







「シシシッ..」

嫌われ者の思惑通り→←彼とわんこ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す