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▼.第11話 ページ13

森をのんびりと歩いていると、ふと冷たいものが頬に当たった。



何だろうと周りを見渡すも何も無い。


気のせい…か。

そう思い再び歩き出す。




が、冷たいものが当たる回数は段々と増えていき…






A「ひゃっ、これ雨じゃん!」


気づけばかなり雨が降ってきていた。
それまで気付かなかった私もどうなのか。

まあいい、とにかく、早く戻らないと!


私はぬかるみだす地面を蹴って、教会へと急いだ。



*



カラ松「うわっ!?ど、どうしたんだA!?」

教会に着くと、そこには珍しくカラ松さん。



雨が降ってきてしまったので、今日は仕事を切り上げて戻ってきたのだそうだ。

私はびしょびしょになった髪を絞りながら、今日のことを話した。





.



カラ松「そうか、チョロ松のところに…
とにかく、風邪をひいたら大変だ。これを使うといい。」

そう言ってカラ松さんはタオルを差し出した。




や…優しい、さすが神父様…

私は心の中で感激しながら、タオルをおずおずと受け取った。





そのタオルは、ふんわりとカラ松さんの香りがした。



カラ松「森の奥まで行って、疲れたろう?
今日は早く帰って、体を休めるといい。」



うっと私は言葉につまる。
ちょっと待ってよ、優しすぎない?


私が黙っていると、カラ松さんは首を傾げた。
そう言った彼の動作一つ一つで、私の心臓は大きく跳ねる。



何故かは分からない。



でも、

もう本当、こんな生活がずっと続けばいいのに。



なんて、叶わないことを思った。








A「―――幸せだなぁ」

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サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです! (2017年4月24日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます!更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…!よかった!!(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様!無事ですか!? (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろ | 作成日時:2016年4月30日 15時

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