▽. ページ33
NO side
「姉ちゃん、全然釣れないんだけどー」
A「んー…今日は不調だね」
ある昼下がり、とある町の釣り堀。
とある姉弟が暇そうに水面を見つめていた。
彼女達はここの常連で、暇さえあればここに足を運んでいた。
A「諦めようか?」
「うーん…ん?何あれ?」
A「え、なに?」
弟が入口に目をやり、何かを指さす。
その先にはよく似た顔の男性が2人。双子だろうか。それにしても…
A「…何あの格好…イタイ」
「なんで釣り堀にジャケット+サングラス?あとなんか眩しいんだけど何履いてんの?」
弟は怪訝な顔をしながらないわ、と首を振る。
しかし姉の方、Aは何故かそんなイタイ彼から目を離せないでいた。
――――私、彼を知っている気がする…
あの顔も、微かに聞こえる声も、どこかで。
そう考えた時、彼女は走り出していた。
「ちょっと、姉ちゃん!?」
A「…あの!!」
座る場所を決めかねている2人の後ろから、声をかける。
ゆっくりと振り向く彼ら。2人ともどこかで見た顔だ。
?「…あれー?可愛いオネーサン。どこかで会った気がするんだけど気のせいかな?」
?「…お前は……
まさか」
.
遥か昔、死神の掟を破って、ターゲットである神父を守ろうとした死神がいた。
彼女はそれ故に殺されてしまったが、女神はそれを哀れみ、ある世界に転生させたという。
転生した先で、その神父の生まれ変わりと死神の生まれ変わりが結ばれるのは、また別の話だ。
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクラ - これのアフターストーリーが読みたいです! (2017年4月24日 21時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 望 心己さん» ありがとうございます!更新(そして返信)遅れてすみません〜(>_<)頑張りますね! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
望 心己 - 面白いですね! 楽しかったです! 頑張って下さい! (2016年12月18日 16時) (レス) id: a64fa2085a (このIDを非表示/違反報告)
まかろ(プロフ) - 黒バイさん» カラ松「ああ、心配をかけたな。傷は負ったがなんとか生きてるぞ。」だそうです…!よかった!!(( (2016年8月8日 18時) (レス) id: 94982d6870 (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - カラ松様!無事ですか!? (2016年7月29日 9時) (レス) id: dcb396dc31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まかろ | 作成日時:2016年4月30日 15時