2-1 *Muah Muah - Daiki.A ページ6
.
『 Muah Muah - Daiki.A 』
投稿日:2020.02.13
設定:ファンタジー
*Twitter #JUMPで妄想 投稿作品
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。
今日はこないだ友達の紹介で知り合った男の人と2人きりで会う約束をした日。
仕事終わりにご飯食べよう? って軽いノリで誘われたんだけど、顔も職歴も良い人だったし、
もしかしたら脈有りなのかな…ってほんの少しの期待を抱いて会うことにした。
普段リップなんて塗らないけど、仕事で疲れてて血色悪かったから、なんとなく薬局で見かけたリップを買ってみた。
百貨店のパウダールームに入って、買ったばかりのそれを塗る為に開封してみた。
(こんなリップ塗ったくらいで、大して印象なんか変わんないか)
?「……変わるよ」
「えっ?」
突然男性の声が間近で聞こえて、びっくりして顔を上げた。
「えっ………?」
目の前の鏡に映る私の驚いた顔。 背後に知らない男の人が映っていて…鏡越しに目が合った。
身長は少し低めで童顔。小さな顔に子犬のような潤んだ丸々とした瞳。
誰? …というより。
ここ女性しか入れないパウダールームだよね?
…ってことはこの人、
イケメンだけど変質者だよね。
?「ごめん、突然話しかけちゃって。でも驚かないで」
「いやっ……あの……」
いやいやいや…待って待って。
驚かないで、なんて無理だよ。変質者が女性に騒がれないように1番言いそうな台詞。
誰かに助けを求めたいのに恐怖で言葉が出てこない。
そんな私に構うことなく、座ってるイスに片手を掛けた彼は…私の顔にもう一方の手を伸ばしてきた。
「きゃっ…!!」
ダメだ! やっぱり変質者だった!!
恐怖のあまり叫んで、目をギュッと瞑った。
?「唇に力入れないで…」
「やっ…やめて……」
?「良い子だから……怖がらないで」
そんな優しく囁かれましても…
恐怖で目を瞑ったままの私の唇を、おそらく彼の指と思われるものがゆっくりとなぞった。
不思議なことに…指でなぞられた瞬間、身体の力が抜けて、途中からまるでリップでなぞったような奇妙な感覚に変わった。
?「うん……いいね」
目をそっと開けてみると…
「えっ…なにこれ……うそ…」
自分の唇とは思えない。 マシュマロみたいな質感のふわっと柔らかで綺麗な唇に変わっていた。
.
182人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有岡担 - もちもちさん» はい!待ってます!大人編もみたいです。しつこくて申し訳ないです。すいません! (2020年6月14日 0時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
亜衣(プロフ) - 変態としては大人編も見てみたいですww (2020年6月13日 7時) (レス) id: 631f81ad5e (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 有岡担さん» ありがとうございます。お互い気になってる雰囲気がありつつまだ微妙な距離感なのが書いてて楽しいです♪またいつか機会があれば続きを書きたいと思います。 (2020年6月13日 7時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - 主人公と有岡くんのお酒の話の続きがなんかすごく気になります!もし、続きがあれば読みたいです!面白いお話ありがとうございます! (2020年6月13日 0時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 大貴中毒さん» ありがとうございます。私自身も書いていて楽しかったのでそう言って頂けて嬉しいです^_^ (2020年4月13日 8時) (レス) id: e672c225a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もちもち | 作成日時:2020年2月6日 15時