検索窓
今日:1 hit、昨日:17 hit、合計:120,098 hit

44 - 高2 花火大会 Yuri Side ページ45

.



- 侑李side



Aに気付かれないように近付いて、木の後ろに隠れる。



大貴「…よぉ。こんなとこで何してんの?」



木の向こう、偶然会ったかのような口ぶりの大貴がいた。










会えちゃった。









今年もまた3人でここに集まった。こんな形で集まるのは初めてだけど。





〜♪


大きな音を立てて振動したスマホ。 慌ててマナーモードにして画面を見る。



大貴みつけた。花火の丘。はやくきて






もういるけどね…





2人の会話を盗み聞きしたことでAの様子がおかしかった理由が分かった。



大貴が琴ちゃんにキスしたのを目撃したらしい。



なんでそんなタイミング悪く…



つくづく運が悪いな…と項垂れて、顔を上げたら大貴と目が合った気がして焦った。











大貴「あのさ……知念に対して好きって気持ちがあるならはっきりしてほしい。

いい加減な気持ちで付き合うなよ。」



急にはっきり聞こえた声。自分の名前が出て驚く。



大貴違う…
何かよく分からないけど勘違いしてる。



これは僕と紗奈が強引に始めた関係だ。









ドンッ



花火が打ち上がった音が響いて、思わずそちらを見る。



2人に視線を戻すと大貴がどこかに行こうとしていた。



Aは動かない。









「待って!!…大貴!!」



思わず叫んで飛び出すけど、大貴は行ってしまった。



人混みに入る瞬間、少しこちらを見た気がする。












A「…うぅっ…大ちゃんのばか……」


「A……ごめん…」





大貴はばかじゃない。










今回に関しては。






僕が泣かせたんだ…
ばかなのは僕だ。




Aの泣き声と花火の音が耳に残って、しばらく離れなかった。



.

45 - 高2 花火大会 Daiki Side→←43 - 高2 花火大会 Yuri Side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
314人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴 , 知念侑李   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もちもち | 作成日時:2019年7月19日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。