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プロローグ ページ1
雨の音が聞こえる……
でも、雨の音は嫌いじゃない
孤独な俺の味方をしてくれるから
友達がいるじゃないかって？
さぁね、そんなの表だけはニコニコと仲良しごっこするだけで
ほんの少しでも距離が離れられたら
そいつらなんてどうせ新しい奴におんなじ言葉並べてたわむれてる
最初からそれ見て傷つけられるくらいなら
そんなのいらない
それなのに……
なんであんたはニコニコして隣に座っている？
こんなにも断ってるんだから
離れたらいいのに…
こんな大雨なんだから…風邪引くだろ
『……俺なんか構わないであいつらと遊んでくればいいだろ…』
A「そんなこと出来ない！皆と遊びたくなるまで私ここで待ってる！」
そんなの……
『やめときなって…風邪引くよ…』
A「いいよ、待ってるから！」
……こんなにも優しい子初めてだ
どうしてだろう
もう人なんて信じないつもりだったのに……
この子なら……
俺の事を大切にしてくれるかもしれない
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作者名：マカリン | 作成日時：2018年3月15日 0時
