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？「…私のように？」
ぱちぱち、とその人が瞬きをする。
思いがけない事を言われた、とでも言いたげに目を開いて。
『はいっ！僕も…自分じゃない、誰かの人生を演じてみたい…！…なれ、ますか…？』
僕の世界は狭かった。
夢ノ咲学院に来て、それを痛感したんだ。
ずっと僕は"僕の人生"しか歩めなくて、これからもずっと…僕は僕の人生を歩いていくことしかできない。
でも…演劇ならば。
僕は、
そう思ってその人を見つめていれば、困ったみたいに目を伏せた。
？「………私のようには、なって欲しくないのですが」
『…え？』
？「いえいえ、そうですねぇ…なれますよ？そんな貴方にはこちらを…☆」
ころっと表情を変えたその人は、僕に1枚のプリントを渡してきた。
…今どこから出てきたんだろ？
首を傾げつつプリントに目を落とした僕は、その文字の羅列に目を瞬かせた。
『…？演劇部…？』
？「はい☆私が部長を務めていまして。中々部員がいないのです…ですので、是非貴方に入って欲しい」
如何です？なんてウインクしてみせるその人に、僕の口角は自然と上がっていく。
ほ、ほんとに…？
ほんとに、僕が入ってもいいの…！？
『…い、いいんですか！？僕、一生懸命頑張りますっ！』
？「フフフ、期待していますよぅ…☆」
ガバッと下げた頭を、その人が優しく撫でてくれる。
その手が、いつかのお兄ちゃんを思い出させた。
…お兄ちゃん、そういえば最近見てないなぁ。
『あ！申し遅れました。僕の名前は雪月A。本年度より夢ノ咲学院に入学しました！よろしくお願いしますっ！』
渉「いえいえ…こちらこそ申し遅れました。私、あなたの日々樹渉です…☆」
＿＿＿これが、僕とわたる先輩の出会いだった。
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海月(プロフ) - 久々の更新とても嬉しいです！作者様のペースで大丈夫ですのでお身体に気をつけて更新していってくださいね！応援しております！ (12月12日 17時) (
レス) id: 35dd37fd2f (このIDを非表示/違反報告)
Lemon!?(プロフ) - 久々の投稿めちゃくちゃ嬉しいです！応援してます!! (12月12日 0時) (レス) @page35 id: 1d8fe9d267 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - いちごみるくさん» 本当にお待たせしてしまって申し訳ないです…頑張ります！ (11月22日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます！ゆっくりですが、よろしくお願いします！ (11月22日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 久しぶりの更新に大歓喜です！ありがとうございます！魚さんの書く小説本当に全部好きです！続き楽しみにしています！ (9月21日 18時) (レス) @page33 id: de7f25a96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年12月16日 20時
