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Aside
燐音「A〜今日のレッスン何すんだよ」
あの入学式から早3日。
俺たち2人はレッスン室に向かって歩いていた。
…と言っても、燐音が俺の手を引いてるんだけど。
俺、最近気付いちまったんだけどよぅ。
やっぱり学院の構造って2日に1回くらい変わってると思うんだよな…
絶対こっちに職員室がある！って思って行っても、行き着く先は何故か講堂だったりするし。
いや、俺が方向音痴なのもあるんだけどよぅ…
でも流石に勝手知ったる学院内だぜ？
燐音とKing of Beeのレッスンしてた1年の頃じゃねェんだぞ？
俺、2年生ぞ？
なのに迷うって、もう絶対学院内の構造が変わってるとしか思えねェよなァ…
まァ、俺が方向音痴だろうが学院内の構造が変わっていようが、俺が学院内で迷うことは確定なので、こうして燐音に連れて行って貰ってんだよな。
『今日は〜…っと、燐音』
燐音「あ？」
『あれ』
ふと視界に入った黒髪が、俺に気づいたように立ち上がった。
零「あ…猫屋敷、先輩」
『んぉ、零じゃん』
やっほ〜って手を振りつつ、燐音の手を引いて零の方に歩けば、零もなんとなく嬉しそうに手を振り返してくれた。
……やっぱり、こいつは寂しいのかもしれねェな。
ま、俺にはどうにも出来ねェんだけどさ。
こういうのは、自分の問題だろうしな。
部外者である俺には何もしてあげられねェ。
零「猫屋敷先輩…と」
燐音「あ、俺は天城燐音」
零「…どうも」
零が燐音に向かって軽く頭を下げた。
俺と手を繋いでるのを見て、ちょっと眉を寄せてたけど。
なんでだ？
零「先輩たちはこの後なんかある、んですか」
…なんとまァぎこちない敬語。
ま、つい最近まで中坊だったんだもんなァ…
そりゃ敬語なんか慣れてねェか。
いうて敬語とかクソ喰らえだと思うけどな。
『んァ？特に急用はねェけど…どしたん』
零「いや…その…」
零が俯いてもごもご口を動かした。
…うーん。
なんか俺に対して言いてェけど、それを躊躇ってるっていうか、なんつーか…
まァ…待ってやるか。
こういうのは、自分で言うからこそ価値があるはずだからな。
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魚(プロフ) - ぬんさん» こちらこそありがとうございます！頑張ります！ (2021年9月13日 9時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 羊の王さん» ありがとうございます！頑張りますね☆ (2021年9月13日 9時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - みんとぅすさん» ありがとうございます！更新頻度は遅めかも知れませんが、頑張ります！ (2021年9月13日 9時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
ぬん - 新作助かります！ありがとうございます！！！！！ (2021年9月12日 15時) (レス) id: 8fd0aff687 (このIDを非表示/違反報告)
羊の王(プロフ) - 大蛇でも面白いのに次の新作がもしもの世界とは…凄い…更新頑張ってください (2021年9月10日 21時) (レス) id: ec6c1dbb5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2021年9月10日 17時
