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囚われて（4） ページ33
中也がドヤ顔をして私の腰を引き寄せた。
「あぁ、紹介がまだだったなァ。俺の女だ」
「……Aちゃん、何でこんな蛞蝓選んだの。私にしなよ」
「は？嫌ですよ」
辛辣……
と太宰さんが落ち込んでいるが、もう知らない。
突然、私の頭の中にある発想が浮かんだ。
「ねぇ、中也」
「ん？」
私は中也の耳にそっとその案を囁いた。
「ねぇ私を置いて其処でいちゃつかないでくれない？」
「やってもいい？」
「それいいな！」
私と中也は顔を合わせてにししっと笑うと、私は異能力を発動させた。
「異能力＜星の子＞《カストル・ポルックス》」
そう言うと、双子の男の子が現れた。
彼等は双子座の星霊。
私の記憶したものに変化できる。
「カストル、ポルックス、中也になれる？」
『いーよ！ね、ポルックス！』
『うん！Aの為なら頑張るよ！』
彼等は光を放ちながら、中也に変わった。
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作者名：コレット
| 作成日時：2018年8月4日 20時
