【あんスタ】偶像崇拝Ⅲ (ページ6)

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泉side

凛月「ふぁ、ふ…♪あれ、もうレッスンの時間～…？」

司「そうですよ、凛月先輩！起きてください！」

ベッドに寝転がってるくまくんを、かさくんが頑張って起こそうとしてる。

その間になるくんは座ってお化粧直しをしてるし、ほんっと自由人しかいない。

レオ「離せセナ～！おれは王の所に行くんだ！」

泉「ああもう！お見舞いくらいいつでも行けるんだから今日は我慢してよねぇ！？」

王さまにそう言えば、レッスン室がしん、と静まりかえった。

凛月「……せっちゃん。みずちゃんのお見舞いって何」

ひんやりとした声で問われて、あれ？と思う。

なにこいつら、Aの事聞いてないわけぇ？

有り得ないんだけどぉ！？

それでもKnightsなわけ！？と思いつつ、俺はAの現状を伝えてあげた。

司「そんな…お兄さまが……？」

凛月「………行かなきゃ駄目じゃん。行こ」

嵐「主さまが一大事なら行かなきゃ駄目よ、泉ちゃん」

後輩組(なお1人は同い年)が王さまを解放して一緒に行こうとするのを、慌てて止めた。

泉「だからぁ！今Aは記憶無くなってるわけ！だから俺たちが行っても意味ないの！」

また静まり返るレッスン室に居心地が悪くなる。

…俺だってできれば行きたい。

けど、誰ですか？って言われるのが怖くていけないんだ。