【あんスタ】偶像崇拝Ⅲ (ページ42)

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茨「……ということでよろしいでしょうか」

『ええ、大丈夫ですよ』

茨「ああ、それから。春からは寮に入っていただきます」

『ええ……………………は？』

茨「春にEnsemble Square(アンサンブルスクエア)…ESというものが出来上がるのですが」

『ちょ…ま………』

茨「ES所属のアイドルは全て近くの星奏館に入寮することが原則的に＿＿＿」

『待ってください！？』

あわてて茨の話を止める。

な、なんて？

混乱する俺を横目に、茨が色々教えてくれた。

はぁ……4つの事務所が入ってるEnsemble Squareなるものが出来る…と…

コズプロもそのES？に所属するから寮に入れ、と……

茨「その為、今後の治療は通院という形になります」

『…心電図とか点滴とかは？』

茨「普通に生活していれば要らないそうですよ。ただ、今まで以上に行動が制限されますけど」

うーーん…それは結構しんどいなぁ…

と思ったんだけど。

寮には夢ノ咲の子達も入るみたいで、ちょっとわくわくする。

今まであんまり会えなかったからね！

その寮に入れば、皆に沢山会えるのかなあなんて考えちゃって。

『…分かりました。あとでもう一度詳細貰えますか？』

茨「勿論です。…っと、そろそろ自分はお暇します！それでは陛下、お体に気をつけて！敬礼～☆」

さっさと荷物をまとめて出ていく茨に手を振り返して、また外を見た。

…春、はやくおいで。

俺の元においで！

俺に幸せを運んでおいで。

そんな風に思いながら、まだ見ぬ桜に思いを馳せた。