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というのは嘘。
いや、あながち間違いではないのですけど。
夏目くんが
夏目《ボク………にいさん達とお出かけしてみたいナ》
と呟いたことに大歓喜した年上組が張り切ってしまって。
そこに、A大好き人間な零と宗がAを無理矢理連れてきた、という構図ですね。
Aも暇だったらしいので良かったんですけどね☆
Aがあまり遠出を出来ない体なので、学院からほど近い海に行くことになった、という具合です。
我ら五奇人との繋がりをもってから、Aは我々と行動を共にする事が多くなりましたから。
今まで一緒にいた親友さんはいいんですか？と聞いたら、隣にいる資格なんてないですから、と返されてしまって。
……んん、資格なんて本当に必要なのでしょうかね？
ともあれ……
『奏汰奏汰、あのお魚はなんていう名前ですか？』
奏汰「あれは『たつのおとしご』ですよ〜♪」
『じゃああれは？』
奏汰「あれは〜……………」
んふふ♪
奏汰は随分と嬉しそうですね☆
無邪気にはしゃぐAを見るのも初めてですし。
夏目「Aにいさん、楽しそうだネ」
渉「ええ♪彼が演技してないところを見るのは初めてなので新鮮ですね…♪」
夏目「…ずっと思ってたんだケド。Aにいさんって演技してるノ？ボクにはいつものが"普通"だと思うんだよネ。やっぱり違ウ？」
夏目くんが考え込むように、俯いた。
渉「いいえ。演劇でやるような"演技"をしている訳ではないのですよ、彼は。言うなれば、我々が見ているのは未来の片鱗でしょう☆」
夏目「……全然わかんないヤ。流石師匠ダ」
渉「これくらい夏目くんにも分かるはずですけどね☆ところで、零はどこに？」
夏目「零にいさんならあそこ。やっぱりさっきまでの直射日光がしんどかったみたいだヨ」
夏目くんが指さす方を見れば、大水槽前に置かれたベンチに、死んだように座っている零がいた。
……なんとまあ。
周りにいる幼い子達が怯えているじゃないですか。
仕方なく零を担ぎ、奏汰とAの元に合流する。
その後は至って普通でしたよ？
皆でご飯を食べて、復活した零を交えて談笑して。
至って普通なのに、私にとってそれは"特別"で。
この仲間といつまでもいたい。
そんな思いさえ首をもたげるような……
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リザ - 回答ありがとうございました。完結まで楽しみにしてます！ (2020年11月19日 12時) (
レス) id: 34ee890aff (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - リザさん» 質問ありがとうございます〜！ここではあれなので、本編のほうで回答させていただきますね！ (2020年11月19日 11時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 質問何ですが、落ちとかありますか？ (2020年11月19日 11時) (レス) id: 957f187fe2 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！ (2020年11月18日 12時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください＼(^_^)／ (2020年11月18日 8時) (レス) id: 379886a56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2020年11月18日 7時
