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ようやく着いたのは、窓のない小部屋。
だんって投げ捨てられるように、そこにあるベッドに転がされる。
口元をがって掴まれて、何かの液を流し込まれた。
ひんやりとしていて、それでいてヌルッとしている何か。
抵抗してばたばた暴れるけど、全部押さえ込まれて、結局その何かよく分からない液体を飲んだ。
何かが喉を通っていくのがわかる。
『な……なにを…』
ようやく絞り出した声は、自分でも驚くほどに恐怖を含んでいた。
sn「あのなぁ？花嫁さん」
しんぺいさんは私の手首に枷をつけて、ベッドに括りつけた。
重い鎖がジャラっと音を響かせる。
そのまま馬乗りになって、私を見下ろしてきた。
sn「俺は完璧な竜人やない。半竜人っつー微妙なやつやんな」
丁寧な手つきで私の服を脱がせてく。
何をされるのか。
嫌という程に分かってしまった。
『や、やめてくださ……っ…』
抵抗しようとしても、彼の瞳に光なんてなくて、体が固まってしまった。
先日あった彼の瞳とは比べ物にならないほど、冷えた瞳が私を射抜いてベッドに括りつけた。
sn「俺は他の純粋な種族より弱い。せやから、種を残さなあかんやろ？」
そういいつつ、彼は指を下へ下へと滑らしてく。
身を捩ってそれから逃れようとするけど、逃げられないと悟る。
手枷がある時点で私の負けは確定してるけど。
sn「なあ、協力してくれるよな？花嫁さんやもんな？
聖職者やもんな？困ってる人助けるんが、あんたの役目やもんな？
断ったりなんてしいひんよな？な？」
光の無い目でにっこりと笑われて、怯えてしまった。
駄目押しで、また、な？と問われて、思わず頷いた。
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魚(プロフ) - もも王さん» ありがとうございます！ (2020年6月18日 18時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
もも王 - 魚さん» いえいえ！推しはもちろん好きですが、この作品も大好きなので応援しています！結構初期の方から見ていたので、これからも頑張ってください！ (2020年6月18日 16時) (レス) id: ddd6641eac (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - もも王さん» うあー…なんだか申し訳ないです…あともう少しで完結すると思うので、これからもよろしくお願いします… (2020年6月18日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
もも王 - Ohh・・・推しが二人も娶らない宣言してしまった・・・。それでもいい！見続ける！！頑張ってください！ (2020年6月18日 7時) (レス) id: ddd6641eac (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 理央さん» いやぁ、なんかこの2人はセットかなぁ、なんて思ったので←ありがとうございます！ (2020年5月14日 16時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2020年4月23日 11時
