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ut「それより、吸いすぎやろ！Aちゃんの顔面蒼白やん…！」
さっきよりは声を落として淫魔が抗議する。
ベッドに深く沈みこんで意識を無くすAを、ちらりと見やった。
確かに、少しやり過ぎたかもしれへん。
別に反省なんかしてへんけど。
俺は血を吸っただけやし。
食事やし。
別に悪いことしてへんし。
なんならこの淫魔の方が駄目やろ。
せやから、俺は堂々と胸をはった。
shp「だってずっとずーーっと我慢してたんすよ。喉からからやし。そんくらいしてもいいでしょ」
ut「いいわけあるか！死ぬで！？」
shp「大丈夫っす、死んでないんで。つかあんたはこの間がっつり精気喰ったんでしょ？ならいいじゃないですか」
ut「そ………っ……そうやけど…」
shp「ほらね」
ふっと勝ち誇ったように笑ってやった。
淫魔が悔しそうに顔を歪めとる。
それに対して愉悦に浸っとったら、何かがぴゅーーんと隣を通った。
「「.……は？」」
2人して声を揃えて呆ける。
嫌やけど。
嫌やったけど(2回目)
通り過ぎてったのは人。
その腕にしっかりと抱き抱えてるのはA。
ci「あっはははは！じゃ！」
大きさを普通の人間と同じくらいに変化させた巨人族の若長が、高笑いして走り去っていった。
急いで窓際に行っても、もう遅い。
大きさを元に戻して、ずしーん、ずしーーんと地響きをさせながら遠くに歩いて行っとった。
あー…あれはもう追いつけへんな。
ut「あっこらくそ巨人！！」
shp「………あーあ、誰かさんのせいでまた取られちゃったやないですか」
ut.「うえっ！？僕のせい！？絶対ちゃうやろ！」
shp「は？あんたが俺にいちゃもん付けて来るからやろ」
またぎゃんぎゃん喧嘩を始めた。
ほんま、この淫魔とおると毎回邪魔されるわ。
最悪。
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魚(プロフ) - もも王さん» ありがとうございます！ (2020年6月18日 18時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
もも王 - 魚さん» いえいえ！推しはもちろん好きですが、この作品も大好きなので応援しています！結構初期の方から見ていたので、これからも頑張ってください！ (2020年6月18日 16時) (レス) id: ddd6641eac (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - もも王さん» うあー…なんだか申し訳ないです…あともう少しで完結すると思うので、これからもよろしくお願いします… (2020年6月18日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
もも王 - Ohh・・・推しが二人も娶らない宣言してしまった・・・。それでもいい！見続ける！！頑張ってください！ (2020年6月18日 7時) (レス) id: ddd6641eac (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 理央さん» いやぁ、なんかこの2人はセットかなぁ、なんて思ったので←ありがとうございます！ (2020年5月14日 16時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚
| 作成日時：2020年4月23日 11時
