革命の主役は我々だ！【番外編】 (ページ34)

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後日談【zm】（ハピエン）ページ34

zmside

zm「なんで！？」

『嫌に決まってるやろ！！』

zm「はぁ！？」

『おおん？なんや！やるんか！？』

ぎゃんぎゃんと朝から大喧嘩や。

しかも廊下。

お互いが、この国の中で最高の戦力を誇ると謳われる俺らやから、本気で喧嘩したらこの要塞が破壊されかねへん。

kn「何してるん？」

sha「ゾムとAが喧嘩してるんよ」

kn「珍しいなぁ！」

最初はこうやって物珍しそうに俺らを眺めとった幹部連中も、俺らがヒートアップして武器に手を伸ばしたのを見て、少し慌てだした。

トントンを呼んでこいだの、俺らがぶっ叩いたら気絶するんちゃう？だの言っとる。

てかそもそも、なんで俺らが喧嘩しとるか、なんやけどな？

zm「俺は！Aとの、子供が欲しいんや！」

『嫌や！』

っていう、なんともしょうもない話。

でもさ、好きな奴との子供は欲しい思うやん！

なんでAがこんなに嫌がるのかわからん。

てか普通は女が言うんちゃうん？

俺さ、てっきりそうや思っとったから、Aもそう思ってくれとるんやと思ってた。

で、飯終わりに2人で部屋に戻る時、ふと切り出してみたらめっちゃ反論されて、今に至るわけやな。

zm「なんで嫌なん！？」

『身重になるやん！動けへんの嫌や！』

zm「脳筋か！？」

『うるせぇ！！脳筋や！』

せやった、こいつ脳筋やったわ。

しかも俺と同じ思考やから、ふと考えてみた。

俺やったらどうしようって。

もしも俺が女で、子供が欲しいって言われたら？

妊娠したら、激しい動きは出来ひん。

ってことは、体動かすことが出来ひん。

ってことは、暗殺なりなんなり出来ひんくなる。

は？

嫌やわ。