常連さんは幹部でした【os】

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os「とーんとん」

tn「入って、どうぞ」

os「書類出しに来ためうー」

tn「…流石オスマンやな」



トントンに俺の書類を渡して、トントンの政務机の前にあるソファに座った。

グルッペンの部屋はインクに混じって、紅茶とかケーキとかの甘い匂いがするんやけど。

トントンの部屋は、インクと紙の匂いしかせえへん。
流石書記長やなぁ。



tn「ん、完璧や。帰ってええよ」

os「はーい。あ、トントン、これもお土産」



トントンの机にどさっと指3本程度の書類を置いた。

………めっちゃ嫌そうな顔するやん。

当たり前か。

すでに机の上にはタワーの如き書類が積まれてるし、なんなら目の下にはくまがこびりついとる。



os「これ、俺の書類に紛れ込んでたやつ」

tn「………………チッ」



舌打ちやめや。

トントンが目に見えてイライラしとるのがわかったから早々に退散。

飛び火怖いめう。

んー。

暇や。

またゆっくりと廊下を歩きながら、あの紅茶に想いを馳せた。

夜空、ね。

ええやん。

あれ買えへんのかな。

もしも買えたら毎日飲みたいのになぁ。

俺が開拓してきた紅茶の、どれよりも美味しくて、一瞬で好きになった。

今まではダージリンから始まって、ウバやらキーマンやら…って色々飲んできたんやけどさ。

あれが1番美味しかった。

もっと生産されて、はやく流通させたい。

そんなことを考えながら、足はまた総統室に向かっていく。









さて、今日はどんなイタズラをしようか。

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