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ぐっと重心を落としてコネシマに向かって走り出す。
コネシマも同じように走ってくるが、にやりと笑っている。
コネシマがナイフを振り下ろすのと、Aが更に沈み込むのは同時だった。
振り下ろされる腕をくぐり抜け、その秀麗な顔に拳を入れる。
だが、もちろんそんなものは素早く戻したナイフの柄で弾かれてしまった。
弾かれた反動で後ろに手を付き、そこを起点にして足を振り上げる。
そのまま逆立ちの要領で元の体制に戻る。
が、すぐに横に飛んだ。
今までAがいた場所にはコネシマのナイフが刺さっていて、あと少し遅ければ抉られた地面のようになっていたのは自明の理だった。
また後ろに下がって距離を取る。
初日よりもいきいきと動くAにコネシマは笑った。
kn「お前、最近楽しそうやなぁ！ええこっちゃ！」
『ありがとうございます。ですが、話しかけている余裕などあなたにありますか？』
気が付くとコネシマの首にはAのナイフが当てられていて、コネシマはナイフを手放した。
それが降参の合図。
kn「ナイフ2本あるとか卑怯やろ」
『ナイフに本数制限があるとは言われていません』
ちぇ！と座り込んだコネシマの傍にAが立つ。
息の切れているコネシマと違い、Aは息一つ切れていない。
それを見るにつけても、やはりAは人間というには強すぎるんだなぁとロボロは嘆息した。
kn「最近楽しそうやけどさぁ…お前、もうちょい表情どうにかした方がええぞ」
『表情』
rbr「まあ…せやなぁ…」
Aは自分の頬をむにむにと触ってみた。
無理矢理口角を上げて笑ってみたが、にっこりというよりも、にやり、になってしまったらしく、ロボロに慌てて止められた。
rbr「無理矢理やってもあかんよ…！やっぱり自然となるもんやから」
そう言われて、Aはまた無表情にもどった。
そんなやり取りをみていたコネシマは、何かを閃いたようだった。
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魚(プロフ) - みゅーとさん» あああ…ありがとうございます〜… (2020年4月1日 9時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - あ''あ''ぁ''...いい話っすねぇ( ；∀；) (2020年4月1日 2時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 114514便利っすねぇ (2020年4月1日 2時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 憐さん» んぇぇぇ……ありがとうございますぅぅう… (2020年2月22日 9時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
憐 - あ、え……うそぉーん。親の前でこの小説読んでたら泣いてしまった……あぁ、そんな目で見ないでクレメンス〜！泣くぐらい神作品でした。 (2020年2月22日 8時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月17日 12時
