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zm「ひとらん、馬借りるで」
ht「うん、その子はいい子だからちゃんと指示聞いてくれるよ」
ひとらんに手を振って、馬の腹を蹴って走らせる。
ひとらんの言う通り、この馬は嫌がることなく疾走してくれる。
それに速い。
あっという間に白い馬車が見えてきた。
δ国の生き残りはこの国王と御者だけ。
ゾムはナイフを手に取ると、大きく振りかぶり腕をしならせて投げた。
ゾムの手から離れたナイフは、真っ直ぐに飛んで御者の首を貫通する。
馬を御する人間が居なくなった為、馬は自由奔放に駆け回る。
馬車が横転して、馬はどこかに走り去った。
「な、何があった！」
zm「……なぁお前」
驚いて馬車から出てきた国王の首にナイフを突きつける。
ひっ、と汚い声が国王から漏れた。
zm「何、人の女を妃になんかにしてん？」
ゾムの絶対零度の声が響く。
前髪の影からみえる冷えた瞳が国王を射抜いた。
その殺気だけで人が何人も殺 せるような。
zm「しかもお前、Aになんかしたやろ。めっちゃ苦しがっててんけど。………何したん」
「…っ………我が国の研究の成果を試させてもらったのだ。Aは我が国の最高傑作なのだ！Aは＿＿」
zm「軽々しく名前呼んでんちゃうぞ」
ゾムは国王の首にあてたナイフを横に薙いだ。
相当な力でやったのだろう、頭が胴体からはずれて、てんてんと転がった。
1拍おいて胴体から噴水のように血が吹き出る。
zm「なぁ、お前のせいでAはあんなに苦しんでんやぞ。お前も同じように苦しめよ。なんでそんな簡単に死 ぬん」
ゾムは地に伏せた国王の体を強く踏み付けた。
ぐちゃぐちゃと足の裏から音がするが、頓着などしない。
見るかげもなくなるほどに踏みつけ続け、舌打ちすると、ナイフに付いた血を拭って城に帰っていった。
そのあと、その道を通った商人が腰を抜かしたのは言うまでもない。
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魚(プロフ) - 宇タさん» わわ〜ありがとうございます！ (2021年9月22日 15時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 泣きそうです。というか泣きました。好きです。 (2021年9月21日 23時) (レス) @page33 id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - Ｔさん» コメントありがとうございます！申し訳ありません、作者はただいまd!から離れておりまして…思い出せそうにありません…本当に申し訳ありません (2021年2月19日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
Ｔ - emさんのボマーってハンハンネタだったりしますか？ (2021年2月19日 13時) (レス) id: 7059f04c94 (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - myona859さん» やー…ごめんなさい。私その作品読んでなくて……他作品からお借りしました… (2020年1月28日 5時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月5日 19時
