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「いいかA。お前は王妃だが、暗殺者でもある。そして研究の成功体でもある」
帰りの馬車で国王が紡ぐ言の葉に、Aは静かに耳を傾ける。
白いドレスは脱ぎ捨て、黒いレザーのタイツを着ていた。
Aの華奢な体のラインが強調されていて、妖艶である。
手には数本のナイフと拳銃、背にはショットガン、腿についているベルトには手榴弾に閃光手榴弾、腰のポーチには包帯に応急セット。
「お前の任務は我々国幹部の壊滅。出来るな？」
『ゲート・クラー、我が君。必ず完遂致しましょう』
そういうや否や馬車の窓から飛び出して、進行方向とは逆＿＿我々国へと走っていった。
体が軽い。
時々痛む頭にはモヤがかかっていて、δ国王の言葉しか受け取らなかった。
我々国に近付くにつれて頭痛は酷くなる。
原因は絶対我々国にある。
そう断定したAは、怒りを露わにして我々国の軍事基地へと入っていった。
何故か頭の中には我々国の要塞の地図がはっきりと入っている。
何処に何があるのか、この部屋はなんのためにあるのか、幹部のよくいる場所から総統のお菓子が隠している場所まで。
"我々国に来たことはない"はずなのに、何故こんなに鮮明に分かるのだろうか。
酷くなった頭痛を治す為に頭をふるふると横に振った。
ダクトに潜り込むと妙な安心感があって、溜息をついてしまう。
要塞の中は騒がしくて、気配を消してダクトを移動するのは簡単だった。
すとんっと武器庫に降りて、地に足をつけた瞬間になんの迷いも無く手榴弾を投げた。
投げた先は火薬が保管されている所で、普段は閉じられている扉が戦争の準備の為に開けられていたからだ。
激しい音と共に風が吹き、ばたばたと何人かが駆け込んでくる。
「あ…貴女は……A副隊長……？」
「な、何してるんですか！そこから早く離れてください！危な＿＿＿」
『聞こえないな』
ナイフで喉をかききって1人を絶命させると、兵士に動揺が走る。
それもそうだろう。
死んだと思われていた上司が生きていただけでも驚きなのに、仲間がその上司に殺 されたのだから。
そのまま部屋の中を疾駆して来た兵士全員を切り伏せた。
既にレバータイツは血で濡れている。
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魚(プロフ) - 宇タさん» わわ〜ありがとうございます！ (2021年9月22日 15時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 泣きそうです。というか泣きました。好きです。 (2021年9月21日 23時) (レス) @page33 id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - Ｔさん» コメントありがとうございます！申し訳ありません、作者はただいまd!から離れておりまして…思い出せそうにありません…本当に申し訳ありません (2021年2月19日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
Ｔ - emさんのボマーってハンハンネタだったりしますか？ (2021年2月19日 13時) (レス) id: 7059f04c94 (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - myona859さん» やー…ごめんなさい。私その作品読んでなくて……他作品からお借りしました… (2020年1月28日 5時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月5日 19時
