一日目 ページ3
結局あの後ホントに一時間閉じ込められた
でも案外快適で、慣れるのにそこまでに時間はかからなかった
ありとあらゆるアニメが全話見れたんだよ
感動で泣きそうだった
戻ってきた後も時計を確認したが、本当に一分くらいしか経ってなかった
こんな非科学的なことあり得るの？
まぁあり得てしまったものはしょうがない
取り敢えず推しを目の前にしても死なないように精神統一…
「…あんた何してんの？」
『あ、おはよー』
「うんおはよ、じゃなくてさ」
『ん？』
「…いや、何してんの」
『いや、ちょっと精神統一を』
「その…大量の漫画で？」
『うん』
「あんたついに頭イッたの？」
『なんだいいきなり、失礼だな』
「はぁ…朝から漫画見つめて微動だにしないから心配して声かけてみれば…
精神科紹介しようか？」
『え、なんで』
「なんでじゃねぇよこの限界オタク。てかここ学校だからな、よくそんなもん持ってこれたな」
『いやぁ…ちょっと命の危機が…』
「…何言ってんの？」
そんな感じで、学校ではかなり変な目で見られたが、私の命に比べればどうってこと無い
ちなみに漫画は没収された(放課後ちゃんと取り返したのでOK)
そして今は５時59分…心臓飛び出そう…
６時を告げる音がなる
目の前が真っ白になる
そして
＿なんだここ
＿私さっきまで自分の部屋に…
＿白い部屋…？
なんだかうしろが騒がしい…つまり…
(…ぉ、おおおぉ推したちがっ！！今私の後ろにぃぃ！！)
あぁ母さん、産んでくれてありがとう…
もう私の人生に悔いは…
「ねぇそこの君」
『ﾋﾟｷｬッ！』
「え、どこから声出したの今」
(こ、ここここの声は…！)
恐る恐る後ろを振り向く
そこには
「僕はダリっていうんだけどさ、君、この部屋のこと何か知ってる？」
(だ、ダダダダダリ先生っっ)
ヤバイ、しょっぱなから最推しはダメだぁぁぁ
「あれ、大丈夫？」
『はいっ！大丈夫ですっ！！』
「元気だねぇ〜」
音量調節間違えたーー…
「それで本題なんだけど、君はこの部屋のこと知ってる？」
『あ、はい、何となくですが』
その瞬間、ダリ先生と後ろにいた人…いや、悪魔たち全員の目に警戒の色が灯る
思わずびくっと震えると
「じゃあ、教えてくれるかな？」
それを全く感じさせない優しい声音で話しかけてくるダリ先生
私がこの部屋について知っていることを全て話す
もちろん、彼らがキャラであることや私が人間であることはふせて
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
檸檬 - 最高です神作を投稿してくださってありがとうございます(早口)(真顔) (9月28日 20時) (
レス) @page9 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ｽｳｯ最高ですね。神ですか？ありがとうございます。 (8月6日 13時) (レス) @page9 id: f9e5903924 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢(プロフ) - 面白いです！ (2023年4月16日 20時) (レス) @page8 id: 57d6b15c0e (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - せら＠エイト先生神❤️さん» 応援とコメントありがとうございます！返信遅れてしまい本当に申し訳ないです😢そちらもお疲れさまでした！アイデアが思い付き次第、更新の方も頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月26日 20時) (レス) id: 94a08e502e (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - マリアさん» 沢山コメントありがとうございます(笑)返信遅れてしまい誠に申し訳ございません😢受検は無事合格することが出来ました！中々アイデアが思い浮かばず…更新かなりゆっくりですが…これからも何卒よろしくお願い致します (2023年3月26日 20時) (レス) id: 94a08e502e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sora | 作成日時：2023年2月26日 18時
