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メモ用紙 ページ1

アンジ視点
俺は彼女のヒヨリと同棲している。

最近、ヒヨリの様子がおかしい。
ヒヨリはいつもひとりでせっせと何かを書いていた。

それも俺に見つからないように。
俺に見つかったらダメなことでもあるのか?


最近ヒヨリが塩なのは気のせいじゃないのか?




リビングに行くと、ヒヨリはいつものように何かを書いていた。
小さいメモ用紙のようだ。

物音を立てないようにそっと近づく。

俺は隙を見計らってヒヨリの手からそれをとりあげた。

「ヒヨリ、何書いてんの?」

「は!?ちょ!」

その場でそれを読もうとしたが、
ヒヨリが巧みに奪い返そうとする。

そのため俺は紙を持った手を高く上げ、
ヒヨリに奪われないように必死になっていた。

背中を大きくのけぞらせる。
俺の方が背が高いから有利だ。

それでも負けじとヒヨリも俺の方へ手を伸ばした。

「ちょ、返せ!って、ぁッ……」

ヒヨリの体勢が前に崩れる。
そのおかげで俺の方へ倒れてきた。
俺もドミノ倒しのように後ろに倒れる。

ドカっと鈍い音が教室に響いた。
俺の上にヒヨリが覆いかぶさる。

無意識か、彼は俺の腰あたりをぎゅっとつかんでいた。

「ヒヨリッ、ご、ごめ……」

俺が体を起こそうとすると、ヒヨリが更に俺を強く抱きしめた。
無意識じゃなかったのか。

「アンジ、それ、今読んで。」

小さい声でそう言われる。
それって、このメモ用紙のことか。
俺はそっと握りしめたメモ用紙を開いた。

そこには



『今日こそアンジに好きって言う!!』



と書かれていた。

「え、かわよ。」

思わずそう口から零れた。
そうか、ヒヨリはツンデレだから……

「……ッ、その、俺、恥ずかしくてアンジに甘えられなくて。」

やや口ごもりながらそう言う。

「毎日、アンジに甘えられるように抱負みたいなの書いてたんだ。」

耳まで真っ赤にしているヒヨリ。
え、どうしよ、可愛い。

「ちょ、ヒヨリ、今日抱いて良い?」

俺がそう言うと顔をきゅっと真っ赤にする。

「だ、だめ……」

理性ふっとびそうなんだけど。

「ねえ、じゃあ、キスは?」

「そ、それなら……」

ヒヨリは目をそっと瞑った。
長いまつげがキラキラしている。


俺はヒヨリの熱い頬にそっと手を添えた。

先生→



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はいどれんじあ(プロフ) - 瑠璃-るり-さん» ありがとうございます。頑張ってネタ探してきますw (2022年11月18日 20時) (レス) id: 428a11731d (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃-るり-(プロフ) - え…、あ、、最高だぁッ…、お気に入り&評価失礼しますッ (2022年11月18日 7時) (レス) @page2 id: dd974ea994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はいどれんじあ | 作成日時:2022年11月17日 19時

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