三話 ページ4
「さあ、買い物に行きましょう」
スーツの男が言った。火の
スーツの男は、オリヴィエの手を引いて歩き出した。行き先はどうやら、店の裏側だ。男とオリヴィエが店の裏側へ行くと、男は突然、店の周りを囲っている煉瓦壁の煉瓦を叩きながら数を数え、コツコツコツと三回叩いた。その時、不思議なことが起こった。煉瓦壁がグネグネと変形し、アーチを形作ったのだ。
(アーチへの変化…ローマ神話の信頼の女神であるフィデースが信頼を守るように命じた司令を元にしているのか？)
オリヴィエは無理矢理目の前で起きた現象を分析しようとした。しかし無理矢理のために、理解ができず首をかしげる。
「まずは教科書です。そのあと鍋や秤、望遠鏡などを買い、最後に杖と制服を買います。」
その言葉を皮切りに、二人は動き出した。
教科書と言う奴は魔道書とはまったく違うものだと言う事を、オリヴィエはすぐに知った。教科書を買ったのは「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」だったが、そこには宗教防壁の「し」の字も知らないような明らかに無宗教の人もいたし、試しに本を手にとって読んでみても、魔道書特有の汚染が全く感じられなかったからだ。オリヴィエはなんとなく、この人達は魔術とは違う法則で世界を捻じ曲げているのかもしれないと思った。
鍋を買ったり、薬問屋へ行ったりした時もその感覚はつきまとった。ダイアゴン横丁の人々ときたら、術式の「じ」の字も知らないし、
そんなこんなで、必要な備品はオリヴィエの腕の中で高く積み上がり、持ち物一覧につけてあるバツ印は全てについた。
オリヴィエは自分の持っている物をうさんくさそうに見やった。オリヴィエの持っている杖は火の
「今日から一ヶ月間は、漏れ鍋に泊まってもらいます。入学式の日は9月1日です」
と告げて、スーツの男はそそくさと帰って行ってしまった。
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まいちゃ(プロフ) - 木原さん» お褒め頂き光栄です！これからオリヴィエちゃんはゴリゴリに魔術と魔法の融合を進めていきますので乞うご期待！ (2021年7月28日 9時) (
レス) id: e81e15f2c5 (このIDを非表示/違反報告)
木原(プロフ) - これ…、とあるの魔術とハリーポッターの魔法が合成しそうな予感がするんですけど…それはそれで最高に有りと言うか…元気出たので夏休みの宿題やります！！ (2021年7月27日 13時) (レス) id: e0a3c260aa (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃ(プロフ) - 木原さん» 閲覧、コメントありがとうございます！ゆっくりながらも更新していきますので、ごゆっくりお眠りください！ (2021年7月18日 10時) (レス) id: f47d31cac1 (このIDを非表示/違反報告)
木原(プロフ) - とあるとハリポタクロスの貴重な作品！！ それで良作！！ 続き待ちすぎて5時間しか寝れないです (2021年7月17日 17時) (レス) id: e0a3c260aa (このIDを非表示/違反報告)
まいちゃ(プロフ) - 東京都の上空に浮かぶ雲さん» コメントありがとうございます！最近全然更新出来てませんが、ちまちま頑張っていきます！ (2021年6月12日 16時) (レス) id: 852bfbde5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいちゃ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2020年9月5日 14時
