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夜ご飯を持ってきたというだいちゃんを家に招き入れる。
機嫌が悪い時のだいちゃんは…なんというか…。
言い方は悪いけれどめんどくさい。
多分これは小さい頃から変わっていないと思う。
「テキトーに座ってて」
そう言うといつもなら久しぶりだなー!とか元気でいいそうなのに無言のままソファにぼふっと座った。
テレビではだいちゃんが好きそうな芸人さんがコントをしてるけどさっきと変わらずの無表情。
どーしよ…なんて思いつつ
コーラを少し大きめのコップについで自分用のお茶もコップについでだいちゃんがいるところに向かった。
コーラを机に置いた私をちらりと見たがすぐ視線をテレビに戻した。
少し距離を開けてだいちゃんの隣に座る。
持ってきてくれた小さめの鍋を開けてみると、美味しそうな肉じゃががはいっていた。
明らかに一人用ではないのでだいちゃんもなのだろう…。
パックのご飯をチンして移し替えて小皿にとりわけだいちゃんの前に置いていただきまーすなんてわざとらしく言ってみる。
……やっぱり無表情。
おいしー、さすがおばさん、なんて感想を言いながら食べる。
「…だいちゃん…?」
もくもくと食べる私をじーっと見つめる。
その視線に耐えられずに声をかけると
「試合の結果、聞かないのかよ。」
……聞いて欲しかったんだ…。
「…どうだったの?」
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作者名:にゃむ | 作成日時:2019年2月28日 5時