21:雑貨屋 ページ22
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人はそこそこに多く、
私なんて隠れてしまうような。
先に雑貨屋行こっかな。
人混みを避け、雑貨屋の方に寄る。
カランカラン、っと鈴の音がシンプルな店内に響く。
「いらっしゃいませ!」
元気な店員の声が聞こえる。
色とりどりのガラス細工や、可愛らしい小瓶が丁寧に並べられている。
……どうしようかな。
色々な物に目を惹かれるが、今回持ってきたのは最低限なのだ。
ここでカップ以外を買ってしまうと財布がスッカラカンになる。
さてどうするべきだろうか…。
「なにかお探しでしょうか?」
『?!あ、いえ…その……』
「あぁ、このガラス細工ですか?綺麗ですよね。光が反射してさらに綺麗なんですよ!」
そう言われると。
ここら一体はステンドグラスのようにカラフルな色が広がっていて
他の場所よりより一層輝いていて……。
思わず、1個だけ手に取る。
白と水色だけで作られたシンプルな細工だったが、
水に浮かぶ白鳥に何故か惹かれる。
どことなく、哀しそうな雰囲気を纏っていたせいかもしれないけど。
あとは簡単にマグカップを選び、レジに出す。
紙袋に大切にしまってあるガラス細工とカップ。
結局、包帯を買うお金まで使ってしまったが
まぁ、いっか。
彼女の手には温もりが2つ
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みつ豆サブ(プロフ) - 猫好きのミンティアさん» 無痛症あるんですか!教えていただきありがとうございます!続き早めに更新します! (2017年12月7日 16時) (レス) id: a8ae1c5830 (このIDを非表示/違反報告)
猫好きのミンティア - うろ覚えですが痛覚欠落障害に似たようなもので無痛症というものがありますよ!続き正座待機してます)^o^( (2017年12月7日 14時) (レス) id: 032370afdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつ豆 | 作成日時:2017年11月1日 21時