【文スト】君とは? 〈弍〉 (ページ31)

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蒼の使徒2 ページ31

獸(此処か､､､)

獸は幼馴染の咲夜と共に資料にあった廃病院に足を踏み入れる。

獸「或る人物に関しては載って無かったなぁ、、、」
咲夜「なんか、考えがあるんじゃないのか？」

獸の持つ懐中電灯が前方を照らす。

⁇×2
ギャァアアアアアアアアアアアア‼‼‼‼

二人の成人したばかりの青年が、獸と咲夜を見るなり、突然叫び出す。

獸(うるっせー。)
咲夜(肝試し？)

冷静である。

獸「おいそこの坊主供。此処で何をしている。
返答次第では、市警に身柄を引き渡す。」

そうすると眼鏡をかけた髪を一房だけ伸ばした青年が半分安堵したように答える。

メガネ「なんだ、生きた人間か、、、。
俺たちは、武装探偵社の調査員だ。依頼人からの依頼で調査に来ている。
ところで、貴様らこそ、何者だ？」

咲夜(生きてるか、どうかは曖昧なんだよなぁ、、、)
獸「俺は呉羽獸。こっちの白衣の医者ぽい奴は漢方を主とする薬剤師の藤原咲夜だ。
俺たちも仕事で来ている。」

今度は、外套を着た青年が問う。

外套「その仕事は？」

獸「それは((
誰か助けてぇえええ!!!!

突如、若い女性の助けを求める叫び声が聞こえた4人は一斉に声のした方に駆け出した。

女性「助けて！」

巨大な水槽に手錠で繋がれた下着姿の女性が鉄格子に捕まって、徐々に満杯になっていく水から必死に顔を出そうとしていた。

獸は水の元栓を閉め、眼鏡こと国木田独歩は拳銃で水槽の側面を破壊し、

女性は水から身体を解放される。

外套こと太宰治が外套を女性に貸し出す。