捜索拾伍 ページ15
「グーちゃん好きなだけおはぎ食べていいよ」
皆さんこんにちはただいまグーちゃんと茶屋で一服してます。
なんと昨日ついに!!!!!
『鳥ィィ???俺は好きだぜぇ???』
と!!!!
関係ない情報を頂きました!!!!
やったね!!!
泣きたい!!!!
*
「?グーちゃん食べないの?」
プイッと横を向くグーちゃん。
え、ごめんだけど、
まだおはぎが好きだってこと隠してんの?
「まあグーちゃんが食べないって言うんなら私ほかの食べるからね???
んー……何にしよう」
一覧を見ながら唸る。
「よし!君に決めた!みたらし団子!!!!!」
私の中で和菓子といえば団子。
みたらし団子。
これがまた美味しいのよねぇ………
「すみません、みたらし団子一つ下さい」
近くにいた店員さんに注文した。
本当に自分だけかよって顔すんなグーちゃん。
「かしこまりました、みたらし団子お一つですね。」
笑顔が素敵な店員さん、どうもありが……
「おいお前!!!俺だけのみたらし団子を頼むな!」
と、横から怒号が。
いきなりのことで固まる私。
けれど店員さんはその人に慣れているかのようにつかつかと歩み寄った。
「ちょっと!!!鋼鐵塚さん営業妨害!!!営業妨害しないで!!!」
怒鳴るひょっとこを必死に止める店員さん。
「うるせぇ!!!俺のもんだ!!!」
「ご、ごめんなさいこの人なんか今日少し酔っ払ってて……」
こっちを振り向いて謝る店員さん。
いや大丈夫ですよ、危害とか無いし。
*
店員さんがひょっとこを静めて、みたらし団子を持ってきてくれた。
いただきます!!!
「はむっ。」
今リアルではむって言って食べてた私可愛い………。
「グェッ」
そんな目しないでよ。
「みたらし団子美味しい!!やっぱりみたらしだよねぇ」
「当たり前だ、俺のみたらし団子だからな」
割り込んでくるひょっとこ。
先程とか違って共感してくれた。
そして窓の外に顔を向けて呟いていた。
「今日は新月だ…新月といえばみたらし団子。おい、夜はちゃんと俺にみたらし団子作れよ」
「茶屋は閉店してますので無理です」
と言ってそっぽ向く店員さん。
そこなんか仲悪いの???
「今日新月なんだ…」
「あぁ、夜は真っ暗だな」
「……大丈夫かなぁ」
……今日仕事少し怖いなぁ。
そう思いながら食べようとした最後の一個のみたらし団子をグーちゃんに食べられた。
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やぁ - 全部の作品繋がってますよね?!やばい!まじすごい!もう一周してきますヾ(´▽`*)ゝ (2021年7月31日 14時) (レス) id: d87333c5a5 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - キュンキュンしました!実弥の、蛙の王子様ならぬグーちゃんの王子様!トテトテついてくるグーちゃんは可愛いし、実弥に戻ったらすごくかっこいいし!物語の内容も面白いし、最高です!実弥に恋してしまいそうです、どうしよう笑!幸せな時間をありがとうございました! (2021年7月23日 12時) (レス) id: 6a2842892c (このIDを非表示/違反報告)
赤目のなりすまし(プロフ) - 柿ピー。さん» 柿ピー。様、そのお言葉とても嬉しいです………(;;)読んでくださってありがとうございました(;;) (2019年10月23日 1時) (レス) id: 52f4f26d76 (このIDを非表示/違反報告)
赤目のなりすまし(プロフ) - レンさん» レン様見ていただきありがとうございました!!!これからも頑張ります〜〜〜(;;) (2019年10月23日 1時) (レス) id: 52f4f26d76 (このIDを非表示/違反報告)
柿ピー。 - 神作品... (2019年10月19日 14時) (レス) id: 49a5bdcfae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤目のなりすまし | 作者ホームページ:http://instagram.com/nuka___1111
作成日時:2019年9月19日 21時