【文スト】チェロの音はもういいから！！【ドストエフスキー】

二十四曲目 ページ24

今、信じられない。と恥ずかしい。とお嫁に行けない。が混ざりあって真っ黒な気持ちだ。





(信じられない信じられない信じられない信じられない信じられない信じられない信じられない





嘘でしょ！？いや嘘って言えよ。

土下座してもいいから言ってほしい。



は、裸を見られた。裸を。



あたし、ガード薄すぎじゃない？？


失禁したり裸見られたり。


いやまてよあたしのせいじゃなくないか…？)





いやそれもこれもあいつが悪い。あの魔人が。

記憶が無いだけマシなのかもしれないがそんなのほんのちょっとだ。





裸を見られるなんて。しかもあんな奴に。

信じられない信じられない。


お嫁に行けない。だが、あいつなら貰ってくれるだろう、自分を。



(でも、そんなの、嫌だ)





爆弾人間すぎる。どう処理すれば正解なのか、自分には全く解らない。





グルグルグルグル同じことを考え続けて、





(もう、、もう、寝て、忘れよう)




その結論に至った。









この部屋にいる時点でプライバシーも何も無いのだ。

自分が寝ているときだって、爆弾はそっと鍵を開け自分の寝顔を眺めることが出来る。





(いやきっと、もう眺められてるだろうな)





そう、プライバシーが無い。そう頭に入れた。



(落ち着け落ち着け落ち着け)






裸。所詮は裸。夫婦になれば何百回と見るもの。
しかも減るものじゃない。




(………………いや減るわっっ！！！まだ結婚してねえし！！！！)







自分に自分でツッコむのが、虚しくなって早くシャワーを浴びて寝ることにした。









｢………………明日豆乳飲ませたらぶっ殺す。｣




そう言って眠りに落ちた。

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