9.依頼 ページ10
銀時side
すっかり神楽のお気に入りになってしまった桜井さんに会いたいと神楽が駄々をこねるようになった。
神「Aちゃんに会いたいアル〜、銀ちゃ〜ん、おぉーい、聞こえてますかー?応答願いまーす」
「あぁ、あ、聞こえますか?あんなぁ、金がねんだよ、行きたきゃ1人で行け」
神「スミマセン、電波が悪くてうまく聞こえません、もう一度お願いします」
「もう一度言います、お金が…」
新「オオォォォォイ!!ゴロゴロソファー越しで何やってんの、君たち!?」
神「あぁ、パッツァンヨォ、“一期一会”に連れてっておくれヨ、お金無しで行くのも気がひけるネ」
ただ、団子も買いたいだけだろと、心の中で突っ込んでいると、そこに、トゥルル...トゥルル...
電話がかかってきた
「ぱっつぁん、電話〜」
神「新八ぃ、突っ立ってないで早く出ろよ、電話に出るしか能がないくせに」
新「オオォォォォイ、なんなんだよ、暇すぎるからって僕に当たるなよ、出るけどね!出ますけど!」
新八は、今日も新八でメガネだ
新「もしもし、はい、はい、…、わかりました…ですね、今日ですか?…はい、15分ほどでお伺いします、…」
ガチャン、
新「銀さん、神楽ちゃん、良かったですね、お金なくても“一期一会“に行けますよ」
神「ホントアルか!なんの依頼ネ?余った団子の処理アルか?」
新「な訳ネェェだろ!看板の文字が薄れてきたんだって、それを塗り直して欲しいって」
銀「あぁ、なるほどな、行くって言ったんだろ?とりあえず様子見に行くか」
新「はい!行きましょう」
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作者名:まいのすけ x他1人 | 作成日時:2018年4月19日 21時