43.病院 ページ44
あなたside
なんだろ、あったかいな
この甘い匂い…、銀時さんと同じだ…
…、ぇ、なんで銀時さんがここにいるの
夢なのかな、でも、怪我をしたところはジンジン痛む
どっちでもいいや、もう後悔はしたくないし
「好きでした…」
そう言ってまた、目を閉じた
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次に目を開けたら目の前にはミツバちゃんが立っていた
やっぱり死んじゃったのか…
ミ「Aちゃん、お久しぶりね、なんでこんなところにいるの?」
「久しぶり、私死んじゃったみたい、残念だけど仕方がないね」
ミツバちゃんは少しで驚いた顔をした後フフフと笑った
ミ「あまり残念そうにみえないわ」
「んー、あぁ、死ぬ時にね、大好きな人に抱きしめられてて、告白してきちゃった」
ミ「あら!言い逃げしてきちゃったの?」
「まぁね、でも聞こえてたかなぁ」
ミ「ダメじゃない、返事をもらわなきゃ」
「いいよ、いらないよ」
ミ「怖いの?」
「とってもね」
ミ「でもね、Aちゃん、ここで戻りたいって思わないと一生戻れなくなっちゃうよ、」
「ぇっ、まだ戻れるの?」
ミ「迷いを消すの、答えが怖いからって今は少し躊躇してるのね、でもね、告白の答えなんかより好きな人にもう触れられない方がとっても怖くない?」
「告白の答えなんかどうでもいいよ、みんなに会いたい…!!」
そしたらいきなり眩しくなって目を閉じてしまった
「ミツバちゃん!!」
ミ「大丈夫、先に上で待ってるね、久しぶりに話せて良かった、きっとうまくいくわ…」
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次に目を開けたら水の中にいて、息ができなかった
必死に上に向かって泳いだけどなかなか上が見えなくて、もうダメかもしれない、手も、動かせなくなってきた…
そしたら、大好きな人たちの声が聞こえてきた
銀「A!!!!!」
土「おぃ!目を覚ませ!!」
沖「頑張れよ!!」
近「Aちゃん、お願いだよ!!」
神「私たちの声聞こえるアルか!!」
新「早く帰ってきてください!!」
でも、もう動けないよ…
銀「諦めてんじゃねーーーよ!!!」
っっ!!やだ、諦めたくない、もう一度会いたい、もう一度しっかり伝えたい!!
みんなのところへ行きたいよっっ!!!!!!
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作者名:まいのすけ x他1人 | 作成日時:2018年4月19日 21時