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6話目 ページ7
場所は変わって喫煙所。
Aとダリは喫煙所の壁に並んで寄りかかり、煙草を口に咥えていた。
が、ライターを取り出そうとしたところでダリの動きが止まる。
ダリ「…あ、ライター忘れて来ちゃった」
ダリがそう言うと同時に、Aは自分の煙草に火を付けた。
『……タイミング悪いね』
ダリ「……A、火ぃ頂戴?」
ダリの言葉に、Aは少し考えるような素振りを見せた後、ダリのネクタイを引っ張り、顔を近づけさせる。
ダリ「……っん……」
Aが煙草を咥えながら、ダリの煙草と自身の煙草を 合わせると、二人の間を一筋の煙が繋いだ。
『………顔が赤いよ?』
ダリ「……いやぁ〜、今のは流石の僕でも照れるよ…?!!」
『ふはっ……そう言われると、此方まで恥ずかしくなってくるね…』
ダリの反応を見て可笑しそうに笑うAは、そのまま煙草の煙を吐き出す。
ダリ「………本当、僕の事を弄ぶのが好きだね…」
『……ん?ごめん、聞いてなかった…何て?』
ダリ「いや、なんでもないよ!」
ダリはそう言って何時ものように笑った。
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作成日時:2023年12月13日 7時