サワヤカ 34 ページ34
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「しょうりくん！！おはようっ！！」
勝利を見つけると、
それはそれは可愛い笑顔で挨拶をするAちゃん。
「はい、おはようございます。」
こんなに可愛い顔で挨拶されているのに
全く動じることなくいつも通り返す勝利。
『おはよ。着替えないといけないのは勝利も一緒でしょ〜！』
「聡は遅いんだって。」
『変わらないし！！笑』
そんなことを言いながらタオルで汗を拭う勝利は、男の俺から見てもめちゃくちゃキマってる。
「あっ、しょうりくん！！そういえば無事、元気になりました！！」
思い出したように急に声をあげたAちゃんは、くるくる〜ってその場でまわりながらまたニコニコの笑顔で勝利にそう言う。
「それはなにより。」
「ねぇ、しょうりくん。」
「ん？」
「わたしが熱出したとき、近くにいた…？」
さっき話してたことを、
探るように(実際には普通に聞いている)勝利に尋ねる。
「わたしが熱出したとき、俺は部屋で課題してたけど？」
勘ぐりと気付いているかわからないけど、
キョトンとしたような顔で勝利はそう答える。
「そうだよね！！うわ、あぶない。浮かれハッピーちゃんになるところだった…。」
「何のことか知らないけど、浮かれハッピーはいつものことじゃん。」
「えぇ？！」
Aちゃんの驚いたような顔を見た勝利は
「ははっ」と吹き出し、目尻を下げて笑い始める。
おやおや？
勝利のそんな無邪気な笑顔見ることはほとんどないのに。
また見ることになるなんて。
しかも、笑わせてるのはまた同じ子。
「そうくん、早く行こ！！」
『あ、二人先に教室戻ってて！俺忘れ物した！』
「はぁ？」
『じゃあ、また後で！』
そう言うと、あとでねっとぶんぶん手を振るAちゃんと、不思議そうに了解と呟いた勝利が一緒に歩き出す。
何話してるかわからないし、
しゃべってるのは多分ほとんどAちゃんだろうけど、なんだろう、すごく和やかな雰囲気。
「おは、聡。教室戻んねーの？」
『あ、行く行く。一緒に行こう！』
他部活のクラスメートが朝練を終えたみたいで、そう俺に声をかける。
「どした、ぼーっとして。」
『いやね、嬉しくて。』
「は？なんだよ、俺が話しかけたから？」
『残念ながら、違います〜(笑)』
冗談を言うクラスメートと一緒に
俺も教室へと向かう。
『Aちゃん、案外その夢、夢じゃないかも。』
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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (
レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい！((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい！(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞子
| 作成日時：2018年1月19日 23時
