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JK「晩御飯食べて来てないの?」

「うん…食べる時間がなくて」

そう聞くと、Aはバツの悪そうに答えた。



最近元気がないどころか、あのAがご飯を食べ忘れるなんて、何かあるに違いない。


以前、俺が仕事で昼食を抜かした時『どんな時でも食べることが大事だよ』と、おにぎりに唐揚げを入れてくれたことがあった。

ご飯は欠かさず食べる彼女に、これは何かあったのだと思わずにはいられなかった。


JK「A、何かあった?」


「え…」

Aは、言おうかどうか少し悩み口を開いた。

「ごめんなさい、本当は心配かけちゃうから言わないでおこうと思ってたんだけどね…」

それから、祖母の容体についてAは落ちついた口調で話した。



JK「そっか…言いにくいこと聞いてごめんね」

「ううん、大丈夫だよ。最初は聞いて驚いたけど、あんまり実感が湧かなくて…」



きゅるるる

絶妙なタイミングで鳴った空腹音が車内に響いた。

「あ…ふふふっ、ジョングク君と会ったら安心してお腹空いちゃった!」

お腹に手を当てながら、恥ずかしそうに笑うAに俺は少しだけ安心した。


JK「早く帰ろっか」


お気に入りのアルバムを流し、アクセルをゆっくりと踏んだ。

均等に並ぶ街灯が、薄暗い並木道を暖かく照らしている。



窓を少し開けると、晩秋の冷たい空気が車内をひんやりとさせた。

「もうすぐ冬だね」

JK「そうだね。窓締める?」

「ううん、そのままがいい」

まるで、秋を慈しむように目を閉じる姿が、愛しくてたまらなかった。

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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました! とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます! これからも楽しみにしています! (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます!普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます! (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作成日時:2019年7月29日 3時

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