・ ページ22
*
「ふむふむ……戦輪の輪子ちゃん、踏鋤の踏子ちゃん、石火矢のユリコちゃんか………
で、南蛮鉤の南ちゃん、髪切り鋏のチョキちゃんねっ」
浜「南ちゃんって良いな!!俺もそう呼ぼうかな」
齋藤「チョキちゃんってのも好きだなぁ笑」
「三人の武器に名前付いてたから、何となく二人にも名前付けちゃった」
浜「なんか団結力あって良いな!」
「「えー……;」」
やっぱり、毎回こんな会話しながら学園で暮らしてるのかな
他愛ない意味の無い会話でも楽しそう
「ふふふっ……」
「「「 ? 」」」
「あ、いやみんな団結するの嫌がってて面白いな〜と思って……」
田村「まぁ、私達は団結してるのが奇跡ぐらいだからな………」
綾部「そうなったら、変な物食べた?って聞かれるしね」
「そっか……でも、みんな仲良さそうで羨ましいな」
浜「………Aはやっぱり友達は、」
「うん、今はもう浜くん達以外は居ないよ」
浜「今は……?」
ポトッ
タカ丸さんの傍に小さな掌サイズの玉が落ちてきた
「あ、それはお手玉、………」
齋藤「ん、そういえばAちゃん達と室内で遊べるように色々遊び道具持ってきてたんだった」
「そうだったんだ。懐かしいな………」
私は思わず立ち上がって、色々な模様でツギハギに縫われてるそのお手玉を一つ拾い上げる
昔、私が持っているのに似ていた。
昔のことを思い出してしまった
平「懐かしいとは?」
「昔、友達だった子達をちょっと思い出して、
私が七、八つの小さな頃にお城の前に大きな木があったの。
そこで、遊んでる子達がいてね___
その子達の楽しそうな笑い声が気になって、昔からお城から出ては行けないという約束を破って、興味本位ではじめて外に出ちゃったの。」
五、六年前のこと………
母「A、いい?お城の外は危ないから出て行っちゃ駄目ですよ」
『はいっ分かりましたお母様!(ニコッ』
父「ほっほっほ……Aも一人じゃ寂しいだろうから遊び道具でもなんでも買ってあげよう」
『え、良いのー!?』
母「あら、良かったわね〜(ニコッ」
父「Aはなにが欲しいんじゃ?」
『ん〜……うーん……』
父「あははゆっくりで大丈夫さ、いっぱい悩みなさい」
『うん!!!』
お部屋に戻って、自分が一番欲しい物を沢山考えた。
『んー欲しいもの、欲しいもの………』
28人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おんぷ - 続き楽しみにしてます (1月2日 15時) (レス) id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - おんぷさん» コメントありがとうございます!励みになります( ; ; ) (11月17日 16時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ - 続き楽しみにしてます。 (11月13日 23時) (レス) @page23 id: e0221025e3 (このIDを非表示/違反報告)
まいこはん(プロフ) - 豆乳ぷりんさん» わわわコメントありがとうございます!! 面白いって言って頂けて嬉しいです……ゆっくりですが、頑張って書いていきます! (7月17日 18時) (レス) id: 9814b5802e (このIDを非表示/違反報告)
豆乳ぷりん - コメント失礼します!お話めっちゃ面白いです!!続き待ってます! (7月16日 17時) (レス) id: 4a08c85297 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まいこはん | 作成日時:2023年7月7日 3時