〜45松目〜 ページ48
早速付けてみようと思い、自らの首に手を伸ばし付けようとした。
でも
『……あれ？』
なかなか上手く出来ず、手こずっていた。
カラ｢ほら、貸してみろ｣
そんな私を見かねて、カラ松君は私の手からネックレスを取り、私の首に手を回した。
いつもより近い距離で、鼓動が早くなる。
ふわっと香るカラ松君の匂いに胸がきゅっと締め付けられる。
顔が熱くなる。
鼓動が早くなる。
変に意識しちゃって、変な感じ。
カラ｢…………よし！出来たぞ｣
そう言ってカラ松君は私の首から手を離し、私から離れる。
少し、残念……なんてね。
『ありがとう』
そう告げる私をまじまじを見るカラ松君。
カラ｢…………うん、やっぱり良く似合ってる｣
そう言って微笑んだカラ松君に、少しドキッとしたのはきっと気のせい。
･
カラ｢よし、着いたぞ｣
あの後、少し話をしてからカラ松君に家まで送ってもらった。
近くだから良いと断ったが、頑なに送ると言われてしまい、送ってもらうことになった。
こういう何気ない優しさが嬉しかったりもするんだけどね……。
『ありがとう。じゃあ…………』
このあと、なんて言えば良いのかわからず、言葉に詰まってしまった。
さようなら？
またね。なんて言えない。
また会える保証もないのに。
悩んだ末、私は何も言わずにドアに手を掛けた。
もやもやした気持ちのまま、別れちゃうなんてね……。
そのとき
カラ｢……………………っA！｣
『えっ…………、？』
ドアに手をかけた方じゃない手をカラ松君に引っ張られ、私の重心はカラ松君の方へと傾いた。
気付くと私はカラ松君の胸の中にいて、顔が熱くなる。
『かっ、カラ松君……？』
状況が理解出来ず、カラ松君の名前を呼んだ。
カラ松君は、返事をせずに私を抱きしめて言った。
カラ｢…………………………___________！｣
そう言ったカラ松君の笑顔が温かくて、カラ松君の言葉が嬉しくて、思わず涙してしまった。
でも、私も負けじと
『うん！』
笑顔で返した。
･
________｢……………………"またな"！｣________
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偶数LOVE！(心々) - 感動しました、、 筋肉、天使ですね。はい。最近十四松も好きなんですよ。(元、数字推し)続編読んできます。 (2019年8月25日 5時) (
レス) id: 01d7da7a06 (このIDを非表示/違反報告)
壱 - 感動しました！すっごく泣きました！これからも応援してます！ (2019年7月15日 1時) (レス) id: 94ed33be30 (このIDを非表示/違反報告)
カラ松ガール - マ、マフラーはどうなったのでしょう？ (2017年8月12日 15時) (レス) id: 26f7e5e552 (このIDを非表示/違反報告)
あびこ - すっごい泣いてしまいました。私、感動的な話は大好きです。これからもがんばってください。 (2017年3月21日 22時) (レス) id: 6a901cb49c (このIDを非表示/違反報告)
明夢 - 泣けますねー (2017年2月13日 8時) (レス) id: b96a7a91d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞希 | 作成日時：2016年4月1日 13時
