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Aside




2人で烏養さんの軽自動車に乗り込む。



ほのかにタバコとファブリーズの匂いがする。



烏「くせぇだろ、ごめんな。」


『あ、いえ。大丈夫です。こちらこそ送って貰っちゃってすみません。』


烏「こんな時間に女子ひとりで外出す方が嫌だわ。」



静かな信号待ち。



なにか話題振った方がいいかな、








なんて考えていると烏養さんが口を開く




烏「お前、東峰と付き合ってんだっけ、」






『あ、はい。そうです。』




烏「あー、わりぃ、こんなこと聞いたらセクハラで訴えられっかな、」



と焦るように右手で頭をかく



『いえ、大丈夫ですよ。旭とはもう3年目になります。




たまに喧嘩もしますし、すれ違いもあります、




でも、やっぱり好きで、大好きなんです。』






烏「いいじゃねぇか。青春してんな!」




『はい!』




その後少し話をしているとあっという間にスーパーに着いた



烏野運動公園の近くのスーパー




烏「俺もいくかなぁ、タバコ切れそうだし、」



2人で車から降りて、烏養さんが鍵を閉める




スーパーの自動ドアが開き、中から独特の匂いがした



烏「俺、タバコ買ったら車戻ってっから、ゆっくり買い物してけよ。」




『わかりました。ありがとうございます。』




カゴを取ってメモをみながら店内を回る




何品かカゴに入れた後、肝心のスポーツドリンクの粉を探す。




あった ....... けど、1番上だ、



届くかな .......




あ 〜 あと少し、でも、届かない、




最悪、烏養さん連れてくればよかった。




近くに踏み台もないし、どうしよう。




店員さん ....... 呼ぶか。




「取りたかったのは、これ?」



後ろから急に話しかけられて、びっくりした。




身長は、旭と同じくらい。




なんか、変なアタマ。





『すみません。ありがとうございます !! 』




「何袋必要なの?」




『あ、5箱お願いします。』




「なんかのマネージャーさん?」




『あ、バレー部のマネージャーです。スポドリの粉切れちゃって、急いで買いに来たんです。』




「へー俺もバレー部。まあこの辺の人じゃないんだけどさ。」




『あ、そうなんですね。じゃあまたいつかどこかで会えるかもしれないですね。』





全国で。会えるかもしれないじゃないか。





「そーだな。世間は狭いもんな。また、いつか。」





『はい。いつか。』





さ、お会計しないと。

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ねこみや(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!!! (8月19日 20時) (レス) @page9 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
クエン酸(プロフ) - すんごい面白いです!!更新待ってます…! (2022年8月28日 16時) (レス) @page37 id: 7fa3984189 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - めっちゃ面白かったです!これからも頑張ってください( ̄^ ̄)ゞ (2021年7月20日 15時) (レス) id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えいちゃん。。。 | 作成日時:2019年10月15日 1時

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