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りょうside





今俺は日本で開催されるチェルシーのプレシーズンマッチの観客席にいる。


2012年以来のチェルシートップチーム来日に俺は最高に高まっていた。


試合が始まる1時間前、俺は出っ歯と増田と席に座った。


り「意外と見えるね、前の方でよかった。」


出「な!チェルシー来日とか激アツだよな。」


り「同じ空気吸ってるってだけでヤバい。マジでヤバい。」


成田も誘ったけど生憎外せない予定があって3人で来ることになった。


増「こうみるとやっぱすげぇ人多いよね。」


り「同級生いてもわかんなそう」


と話していると、隣からふわっといい香りがした。


横を見ると一人の女性。


彼女はキョロキョロと周りを見て何度も席番を確認している。


綺麗な黒髪に軽めのロングワンピースを着て右手にチケットを持ちながら不安そうにしている。





正直、可愛い人だな、と思った。






俺が出っ歯たちの方を向こうとしたその時、


『あの、すみません。』


と、可愛すぎないハスキーな声が聞こえた。




そう、これが俺とAの出会いだった。

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作者名:えいちゃん。。。 | 作成日時:2021年8月17日 1時

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