21＊お似合いのコンビ ページ21
「A、璃愛と同じクラスだよね。渡しといてくれない？」
「分かりました。跳んで喜ぶと思います」
「それは寧音も喜ぶね」
明日、教室で会ったら真っ先に渡すことにした。
本当にぴょんぴょん跳ねながら喜ぶんじゃないかな。
「A、見せて！」
「これ。もう、すっごく可愛くて感動した」
「わあ、ふわふわツインテ、そっくりだね！ 可愛い」
私のツインテールの片方を揺らして、沙穂が笑う。
沙穂がもらった絵もかなりのクオリティだった。
寧音先輩に、早くお礼言いたいな。
ツインテ少女の髪を指でなぞりながら、そう思った。
「A先輩、一緒に帰りましょ！」
「うん。あ、
「大丈夫、だと思います」
挨拶を終えてそうそうに私のところに駆け寄ってきたのは、後輩の茉菜。
ポニーテールがよく似合う少女。
気遣いの出来る優しい子だ。
部活がある日は一緒に帰っている。
今日は同じクラスの
彼女の家は学校から近いからそれほど負担になってはいないけれど、一応私や茉菜の家とは反対方向にある。
それでも茉菜は快く了承して一緒に届けてくれる。
ただでさえ家まで三十分ぐらいはかかるから、先に真っ直ぐ帰ってくれても平気なのに。
「茉菜、今日さ、塾ダッシュで行かなきゃだーって言ってなかった？」
遠慮がちに声を掛けてきたのは、茉菜の友達の
家は茉菜や私と違う方向だけど、休憩のときにはいつも茉菜といる。
「あ……忘れてた」
「先輩、今日だけ茉菜の塾の時間、少し早いそうなんです。部活に行けるかも際どいくらいで。あの、花鈴先輩の家、反対なんですよね……？」
しっかり者の詩音は、茉菜が覚えていなかったことまですらすらと説明してくれた。
ちょっとおっちょこちょいなところもある茉菜とはぴったりのコンビだ。
「じゃあ、早く行かなきゃ！」
「そうですね、すみません！ さようなら！」
茉菜は慌ただしく駆けていった。
間に合うといいんだけど、大丈夫かな。
「忘れんぼなんだから。あ、A先輩、花鈴先輩のカード私が届けましょうか？ 帰る途中に花鈴先輩の家、通るんです」
「ありがとう。でも、連絡することあるんだ。一緒に行かない？」
「行きます！」
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しろひつじ(プロフ) - みまりさん» ありがとうございます!!何回も読んでいただけるなんて本当に嬉しいです。テンション上がりますか、すごい……！ (2015年2月13日 21時) (
レス) id: 6b5ba321da (このIDを非表示/違反報告)
みまり - ちょー面白くて何回も読み直しています! これ読むとテンションアゲポヨになります! (2015年2月13日 20時) (レス) id: 7a2b267fa6 (このIDを非表示/違反報告)
しろひつじ(プロフ) - みーゆさん» みーちゃん！嬉しい!!!自分のこととかも考えながら書いてますー。ありがとう、頑張る！ (2015年2月10日 14時) (レス) id: 6b5ba321da (このIDを非表示/違反報告)
みーゆ - すごいねー！つい読みふけっちゃったよー(￣∇￣;)白ちゃんの実生活とかが混ざっててちょーおもしろかった！愛読者になっちゃいます笑笑 更新楽しみにしてるね！教えてくれてありがとうっ(*^_^*) (2015年2月10日 14時) (レス) id: 06beca72c0 (このIDを非表示/違反報告)
しろひつじ(プロフ) - りるぽんず*さん» りーちゃん！！！ありがとう！！！コメントまでしてくれて本当に嬉しい！まだまだ模索中ではあるけど、妥協せずに頑張ります。りーちゃんの更新ラッシュを見習ってかきかきするね！ (2015年1月20日 17時) (レス) id: 6b5ba321da (このIDを非表示/違反報告)
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