迷子53回目 ページ6
朝。
いつもの時間通り起きたがやけに城内が静かだ。
いつもならトントンあたりがコネシマやゾムを起こしに行っているのだが...
なにか胸騒ぎがしてとりあえず誰かにインカムを繋げてみようと考えた結果1番最初に思いついたのが少し前にインカムが故障したと言っていた鬱先生だった。
鬱先生にインカムを繋げるとグルッペンやオスマンの声が聞こえた。
どうやら私を省いて会議をしているらしい。
少し聞き取りにくかったが会議の内容を聞いているとどうやらルスタ国が我々国に宣戦布告をしたようだ。
城にいつもいる兵士達はもう戦争に出ているらしい。
ルスタ国は私の両親と村の人達を殺した時の戦争の敵国だった。
同盟を結んでいたが後から聞いた話だと同盟はルスタ国に脅迫されてしょうがなく結んだらしい。
ノール国にも殺戮スキルが高い幹部は何人もいたがルスタ国は比にならないくらい人がおり物資も豊富だ。
中々手強い相手である。
我々国の中でも殺戮スキルが圧倒的に高いゾムとトントンでもなかなか厳しいだろう。
私が行かなければ。
復讐。
これは復讐だ。
お母さん、約束守れなくてごめんね。
もう大切な人達が傷ついているのは見たくないら。
部屋に誰かが来た時用に机の上にメモとまとめた書類を置いておく。
いつもの灰色の軍服に着替え髪の毛をポニーテールでしばりゾムに貰った黄緑色のリボンをつける。
お守りとしてペンダントもつけていこう。
いつもの横掛け鞄にナイフと前にグルッペンに護身用として貰った拳銃を入れて持っていこう。
ゾム達がルスタ国に着いて暴れる前に行かなければ。
ルスタ国なら1度戦った事がある。
まあ作戦を考えずに行っても大丈夫だろう。
もし無理だったらナイフを持って暴れよう。
私なら大丈夫だ。ノール国の最終兵器。
今は我々国の幹部。
よし、行こう。
外へ出ると遠くの方で煙が上がっている。
もう戦争は始まっている。
これから私は人を殺す。
でも敵国だ。
復讐だ。
皆を傷つけたルスタ国を許さない。
鞄の中からナイフを出し手に持つ。
ナイフは鋭く不気味に輝いている。
段々笑いが込み上げてくる。
殺してやる。
絶対に。
インカムに色々な人から連絡が来るが全て無視をする。
多分誰かが部屋に置いてきたメモを見たのだろう。
だがもう遅い。
私はルスタ国へ向かっていく。
ナイフを片手に。
復讐の為、我々国を守るために。
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栞和(プロフ) - もう完全に治ったので大丈夫ですよ フライパンのはじっこでも結構痛いですよね... アンケート了解致しました。貴重なご意見をありがとうございます！ (2018年10月14日 20時) (
レス) id: 4e1ffb98dc (このIDを非表示/違反報告)
Hono(°∀。)(プロフ) - コメント失礼します。左手大丈夫ですか？私は火傷って言ってもフライパンのはじっこですし…お大事にしてください。後、アンケートの話なんですが、私は長編軍パロがいいです。我が儘ですいません…… (2018年10月14日 20時) (レス) id: 66e384ca53 (このIDを非表示/違反報告)
栞和(プロフ) - かぁたんさん» よかったです...!! 帰ってきたのでまた更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2018年10月12日 14時) (レス) id: 4e1ffb98dc (このIDを非表示/違反報告)
栞和(プロフ) - うめるさん» お母様大丈夫ですか！？火傷はなんかじんじんして痛痒かったです...これからは気をつけようと改めて思いました...w (2018年10月12日 14時) (レス) id: 4e1ffb98dc (このIDを非表示/違反報告)
うめる(プロフ) - やけどって地味に痛いし痒いしめんどくさいですよね、前に母が熱々のやかんを足に落としたときしみじみ思いました笑笑 (2018年10月9日 3時) (レス) id: 78e56762eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるのく | 作成日時：2018年8月26日 21時
