迷子73回目 ページ26
次に見たものは私が笑顔で皆とご飯を食べているところだった
みんなのおかげで思い出した
私にとって大切な事
私はみんなに謝らなければいけない
そして｢ありがとう｣と伝えなければいけない
前にもこんな風に昔の夢を見たことがあった
その時は怖くて暗くて寂しかった
けれど今は違う
今は待ってくれる人達がいる
私は帰らなくちゃ
そう思った瞬間目の前がグラッとして一番最初に来た真っ白な空間に来た
目の前にはさっきの少女が立っていた
｢もう行っちゃうの？もっと居てよ。もっと遊んで。｣
『ごめんね。私は帰る場所があるから。』
少女は悲しそうに下を向いていた
｢貴女に帰る場所なんてあるの？家族も住んでいた家も無いのに。｣
私を睨みながら少女は言ってくる
｢今の私には大切な人がいるの。さよなら。迷っていた頃の私。｣
私が少女にそう言うと少女はニコッと笑い｢ありがとう｣と言った。
少しして目の前がグラッとなり反射的に目をつぶった。
次に目を開けると白い天井が見えた。
｢A！？A！｣
右の方からゾムの声が聞こえて顔を動かすと今にも泣きそうなゾムが私の名前を叫んでいた。
『ゾムはなんで泣きそうなの？ そんなに叫ばなくても聞こえてるよ。』
私がニコッと笑いゾムに言う。
どうやら私はベッドに寝ているらしい。
身体を起こすと私が寝ていたベッドの周りには皆が集まっていた。
『なんで皆こんなにいるの？どうした？』
gr ｢急に倒れたって聞いたから皆飛んできたんだぞ...心配かけるな。｣
『心配かけてごめんね。ありがとう。』
やっぱり倒れていたらしい。
snpi ｢調子はどう？大丈夫そう？｣
『全然元気だよ。』
私がガッツポーズをするとしんぺい神は｢案外元気そうでよかったよ｣と笑いながら言っていた。
em ｢この本には数日間眠り続けると書いてあるのにAさんはたった数時間で...｣
エーミールが驚いたように目を見開いている。
zm ｢エミさん、本に書いてあることだけが本当じゃないんやで。まあ流石俺のAって感じやな。｣
『いつ私はゾムのになったの？私は物だったのか...』
私が面白半分でそう言うとゾムが焦ってあわあわしているのを見て皆で笑っていた。
今まで嫌なことも苦しいこともあったけれど本当に我々国に来れて良かった。
みんなと会えて良かった。
ゾムと一緒に、皆と一緒に笑いあえて良かった。
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栞和(プロフ) - もう完全に治ったので大丈夫ですよ フライパンのはじっこでも結構痛いですよね... アンケート了解致しました。貴重なご意見をありがとうございます！ (2018年10月14日 20時) (
レス) id: 4e1ffb98dc (このIDを非表示/違反報告)
Hono(°∀。)(プロフ) - コメント失礼します。左手大丈夫ですか？私は火傷って言ってもフライパンのはじっこですし…お大事にしてください。後、アンケートの話なんですが、私は長編軍パロがいいです。我が儘ですいません…… (2018年10月14日 20時) (レス) id: 66e384ca53 (このIDを非表示/違反報告)
栞和(プロフ) - かぁたんさん» よかったです...!! 帰ってきたのでまた更新頑張りますね！ありがとうございます！ (2018年10月12日 14時) (レス) id: 4e1ffb98dc (このIDを非表示/違反報告)
栞和(プロフ) - うめるさん» お母様大丈夫ですか！？火傷はなんかじんじんして痛痒かったです...これからは気をつけようと改めて思いました...w (2018年10月12日 14時) (レス) id: 4e1ffb98dc (このIDを非表示/違反報告)
うめる(プロフ) - やけどって地味に痛いし痒いしめんどくさいですよね、前に母が熱々のやかんを足に落としたときしみじみ思いました笑笑 (2018年10月9日 3時) (レス) id: 78e56762eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるのく | 作成日時：2018年8月26日 21時
