猫姫と魔界と…

悪魔学校の主役は ページ48

「一本もーらい！」


振り向くと、不良が桜の枝を折ろうとしていた。

「俺らの師団(バトラ)室にでも飾ろうぜ〜。」

シャオロン
「あっ…ふわふわが！」

チーノ
「まだ調査(宴会)中なのに！やめましょうみなさん、無闇に触っちゃ…。」


不良達がこっちを睨む。てか不良との遭遇率高ない？

チーノ
「ささっ！一杯どうぞ兄さん！！お菓子も全部食べてってください！」

A
「変わり身はっや！？」


「おーい、まだ折れねェのかよ〜。」


「ちょっと待ってろ、こいつ固くて…っ！」


不良が押さえる度にメキメキと音をたてる桜の枝。腹立つな。

シャオロン
「チーノ、借りるぞ。」

チーノ
「えっ！？」


シャオくんが悶絶ソーダのペットボトルを持つ。

A
「おにーさんちょっとええか？」


「アン？なんだ…！？」


シャオくんが不良の口にソーダをぶっ混む。不良が倒れた。

シャオロン
「お前なに俺より目立ってんねん。悪魔学校(バビルス)の主役は俺やぞ。モブは大人しくジュースでも飲んで座ってろ！！」


シャオくんの言葉に不良はブチギれた。


「やんのかコラァ！？」

A
「シャオくん！？」


殴られそうになったシャオくん。ギュルルルル…と、不良のお腹が鳴った。


その時チノくんの口角は上がっていた。

詐欺師→←チノくんのお願い

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