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午前中全ての時間を歌川だけが付き合ったわけじゃない。風間さんや陽介、生駒さんやら柿崎さんなどよく乱入してくる。大体「なんだ珍しい組み合わせだな?」と言って机に座り混ざっては飽きたら去っていく。

ひとまず腹が空いて昼を食べることにした。相談と愚痴を聞いてくれたお礼に奢ると言って食堂に来たのだ。

歌川はメニューと睨めっこを始める。

「食堂のメニュー増えました?」



「そうなのか」

「風間さんが確かそんなことを言ってました。」

歌川は風間さんが気になっていた新メニューの味を確かめるためにそれを選ぶらしい。


「よぉ奈良坂。生きてるか?」

そして、弧月での個人戦を終わらせたのか、荒船さんが横に並びまた指でメニューを一つ一つ追って選ぶ。

「なんだ、気まずいか?」
「あ、いや…別にそんなつもりでは」
「すげぇ顔したぞ一瞬」

自分の顔を触る。そんなに酷かったのだろうか。

「Aなら今日元気に妹と学校行ったぞ」
「荒船さん」
「ん?」
「名前で呼ぶのやめてください」

「俺にまで嫉妬すんなよ。ズブズブじゃねぇか」

荒船さんは苦笑して受付のおばちゃんに炒飯を頼む。
自分もそれに続いて野菜炒め定食を頼んだ。

「怒ってましたか?」

恐る恐る聞いてみる。すると、ニヤッと口角を上げた。

「おう、そりゃもうカンカンにな。」

「…っ」

冗談なのか本気なのか、分からない。

「荒船さん…!」

「歌川、慎重なだけが優しさじゃないぞ」

ハッキリしない方が怖い。からかっているだけだと思いたいが。


「見りゃわかるが、ありゃそうとうモテるだろうから。しっかり防衛しとかないとあっという間に取られるぞ。芯が強そうに見えるものほど、折れた時に直すのは難しいんだぞ。」

「分かってますって…!」

先輩に頭をわしゃわしゃと掻き回されるダル絡みされる。

「まぁお前もたまには脳筋に動いてみるんだな」

炒飯を受け取り穂刈先輩がいる席に座る。わざわざ俺と話すために並んだんじゃないかと思った。

「荒船さんらしいですね」

「あの人だから使える手段であって俺が使ってもボロが出るだろうな。」

ワイルドさとは縁がない。昔から筋肉が付きにくく、小学生な時は女の子と間違われたこともある。
なんだかんだ身長は伸びた。しかし、座っている荒船さん達を見るとその体格は一目瞭然。隣にいる歌川でさえ比べたら俺は断然細い。

「鍛えるか…」
「えっ」

上腕二頭筋を揉む。
長期的に見据える考えがあってもいいだろう。

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nekotan2069puri(プロフ) - Part2ってありますか? (2021年1月31日 5時) (レス) id: 6b085184bf (このIDを非表示/違反報告)
豆腐ノ木(プロフ) - いやぁわざわざ待っててくれてありがとうございます!データは大事にします (2016年8月24日 22時) (レス) id: 2326a3abe8 (このIDを非表示/違反報告)
hikarika(プロフ) - 復活おめでとうございます!更新待ってますね! (2016年8月24日 21時) (レス) id: 8c72317fb5 (このIDを非表示/違反報告)
風間あかり(プロフ) - 風間さん……一体何人で飲みにいったの………? (2016年5月11日 13時) (レス) id: e3aa90e3eb (このIDを非表示/違反報告)
風間あかり(プロフ) - 豆腐ノ木さん» お疲れさま (2016年3月28日 17時) (レス) id: 55a9b6e827 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆腐ノ木 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年3月24日 2時

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