【小説版】華夢学園 強化合宿編

48話by莱音める ページ48

目の前で繰り広げられる、すみれ先輩と凛君の会話。

え？ 何、何が起こっているの？



「鈴夢に転校した方が…いいんじゃないかって思ってる。」

は？

ナニヲイッテルノリンクン・・・・

すみれ先輩もどうしてもっとはっきり止めないの‥？

手を伸ばせば届く距離なのに。

どうして足がすくんで私は動けないの？

もしかしたら・・

まためるは大切な人を失うの？

また皆がめるのもとから離れていくの？

「凛君。」

たった一言。

それだけの言葉がでてこない。

「行かないで。 凛君は華夢にいるべきだよ！」

君を引き止める言葉がのどに詰まって。




何故出てこない？

そんな時すみれ先輩が言った。

「凛君はどうしたいの？」

あ。


その一言で目が覚めた。

今、一番怖いのは

不安なのはめるじゃない。

凛君なんだ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。


過去なんて、今は関係ない。

そう一番追い込まれて、苦しんでる凛君に、めるは。

手を差し伸べてあげなきゃいけないんだ。

いつも、めるにめんどくさそうな笑顔を見せてくれる凛君に。

文句言いながらも助けてくれる凛君に。

めるは言わなきゃいけないいんだ。

そう思うと、少しだけ落ち着けた。

ホットすることができた。

だから、言うんだ。

めるの正直な気持ちを伝えるんだ。

「凛君、行かないで＿＿＿＿＿！ 凛君は鈴夢に行く必要はない！ 華夢にいていいんだよっ！」

って。

いつもの口調とは違う、必死な声。

自分でもこんな声がでるなんて、驚いた。






でもねー、



そうすれば、ほら。

凛君が驚いたような、でも嬉しそうな顔をしてくれるから。

すみれ先輩も笑ってくれるから。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

どうですか？

ちゃんとつながってますか？

いつもとはちょっと雰囲気が違うめるです←


誰か、つなげてくださると嬉しいです!

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