38話by東城すみれ ページ38
突然変わってしまった凛君に軽く驚きながらも冷静に返事をする。
＿＿＿まぁ、慣れてるんだけれど、こんな展開。
「…ちょっと邪魔」
凛君の手を掴み、小さく呟く。
…私には魔法が効かない。
それは、触れた物も同じ。
炎の中に飛び込んでも魔法の炎であれば制服は一切焼けて居なかった。
だから。
戻ると思う。
「…あれ…俺…」
「おかえり、凛君。
調子はどうー？」
ヘラヘラと笑いながら凛君の手を離すと今度は廊下の隅でこっちをガン見してる私の弟へと言葉をかける。
「…出てってよ」
「はは…ここに居てもいいって言ったのは姉さんだろ？」
「…ここは今、華夢の合宿やってんの。
鈴夢の生徒がここで自由に動き回られると厄介
…私はあんたの顔も見たく無いの」
その時、いきなりある女の子が飛び込んで来て結城の首を掴んだ。
「はぁ？！なんでお前ここにいんだよ！」
「うるさいっ！あんたの所為でみんな迷惑してるの！
他にここに居た生徒はもう追い出したから残りは結城だけなの！」
メッシュが入った白い髪の女の子は結城に散々暴言を吐きながら大人しくなった結城を見て満足そうに笑っていた。
そして。
「あなたが…すみれさん、ね？」
「ええ…そうだけど」
「…私たちは楽しみにしてるの。
あなたの魔法をね」
そう言って私の手を掴み、何やら唱えたところでまた手を離す。
「私からのプレゼント。
…受け取ってくれるかしら」
女の子は結城を連れてドアから出て行った。
手を広げるとかわいいお菓子がいくつかあって、プレゼントと言った割には恐ろしい物じゃ無かった。
「…すみれさん、あんたは＿＿＿」
「…そんな事より自由時間だよ！他のみんなとも戦って来たら？」
凛君の背中を押して体育館方面へと向かわせる。
さっき投げ掛けられた質問を効かなかったふりをして。
＿＿＿「すみれさん、あんたは何がしたいんだ？」
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ねこうさぎ(プロフ) - 更新しました。あと、話数が一杯なので続編に繋げてください。 (2015年11月14日 9時) (
レス) id: 927634d6aa (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ねこうさぎさん» ・・・・え・・・・じゃあ、消える可能性が高いですね・・・僕のが・・・・その時はもう一回書きます・・・・ (2015年11月13日 22時) (レス) id: 56a4443702 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - しのっちさん» あ、すみません…今私が更新している途中なのですが… (2015年11月13日 22時) (レス) id: 927634d6aa (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - ・・・・更新致します・・・・ (2015年11月13日 21時) (レス) id: 56a4443702 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - しぃふぁさん» ハードル上がった気分ですw脳筋の頭で一生懸命考えてみます(笑) (2015年11月13日 20時) (レス) id: a5e70fbf84 (このIDを非表示/違反報告)
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