○声7 ページ10
「はい！感動的な再会はここまでっ！」
あんずちゃんが明るい声でキリをつける。
「どうしたの？あんず」
「ちょっとAのこと、話そうと思う」
あんずちゃんは私のことをみて話してもいい？と言っているかのように首を傾げる。
小さく頷くとあんずちゃんはありがとうと言ってみんなへ向き直った。
「Aは…今声が出ないの」
「え…？」
「どう言うことだ」
視線が突き刺さる。
私はポケットからスマホを取り出して打つ。
【理由は詳しく言えないけど。
声が出ない、それだけ】
話す気は無かったけど仕方ない。
シーンと静まり返る部屋。
気まずい空気が支配した、その時だった。
「おぉ…えらく静かだな。
あんずが来てるからか、隣の子は…？！」
振り返ると驚いた表情の真緒。
私は目を伏せると真緒から視線を外した。
そして、静寂を破ったのはやっぱりあんずちゃんだった。
「真緒くん久しぶりだね…前の打ち合わせ以来かな」
「ああ…それよりなんでここにAが…」
いちゃいけないの？
「…Aちゃん。
そろそろライブだし外出ようか」
あんずちゃんは私の手を取ると扉へと歩く。
すれ違いざまに真緒の耳元で何かを言ってから控え室を出た。
真緒は最初から最後まで私の事を見つめ続けて居た。
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ぷろあおーと(プロフ) - ファルルさん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉嬉しいです(*^^*) (2016年5月15日 14時) (
レス) id: f62efd684c (このIDを非表示/違反報告)
ぷろあおーと(プロフ) - すばるさん» コメントありがとうございます！ 続きは時間が出来れば書こうと思ってます(*^^*) (2016年5月15日 14時) (レス) id: f62efd684c (このIDを非表示/違反報告)
ファルル(プロフ) - 凄い良かったです!感動しました(泣)！ (2016年5月15日 14時) (レス) id: f3cedd5dd5 (このIDを非表示/違反報告)
すばる - とってもおもしろかったです！父のケータイなので、ログインが出来ないのですが、あんずと私のその後を早く知りたいです！ (2016年4月17日 0時) (レス) id: e9a73794bc (このIDを非表示/違反報告)
yuri.K(プロフ) - ありがとうございます！読んできますね (2015年12月29日 10時) (レス) id: d5cf1fc04a (このIDを非表示/違反報告)
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