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出勤には少し早い時間、北山さんに話があるとLINEを送り、お店に到着した。

すでに解錠されてるドアを開け、2階への階段をのぼった。

コンコンとドアをノックすると、開いてるよと声が聞こえた。

まだ起きてそんなに時間がたってないのか、少し掠れた声。


「何?話って。まぁだいたい予想はつくんだけど」


そう言ってマグカップのコーヒーを一口飲んだ。


「……今月でここを辞めさせてください」


と私は深く頭を下げた。

本当は今日にでも辞めたほうがいいと思うんだけど、さすがにそれはお店に迷惑がかかるから。


「それは…あっちを選ぶっていう意味?」

「…はい。本当にごめんなさい」


私は頭を下げたまま会話を続けたけど、北山さんは頭を上げてと行った。


「お前がやっと自分の気持ちに気付いたんだから、謝るこたねぇよ」


そう言われて頭を上げたら、ソファをポンポンとしてこっち来て、と少し寂しげに言った。

北山さんのその寂しさを埋めてあげる事が出来なくて、本当にごめんなさい。


「ちょっと…最後のあがき。本当にあいつの事が好き?俺じゃ駄目?」


私は北山さんの目を見て頷いた。


「店は?あいつが辞めろって言ったの?」

「いえ、それは自分で決めました。きっと太輔さんは嫌がるだろうし、私もまたフラフラしそうで…」


優柔不断だからなってははっと笑った。

でも北山さんと過ごした日々は、私にとっても貴重なものでした。

この職場においても、北山さんは頼れる兄のような存在で、その"兄"を越えることが私の中でも出来なかったんだと思う。


「わかった。店はなんとかなるからさ。この前見た近所のねーちゃん、結婚してパート探してたし」


少し無理して笑ってるようにも見える北山さんの優しさに胸が傷んだ。

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すいかちゃん(プロフ) - おもしろいです!パスワード教えて頂きたいです!! (2020年11月14日 23時) (レス) id: b78825ba85 (このIDを非表示/違反報告)
minako(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです!よろしくお願いします! (2020年10月20日 6時) (レス) id: 148bfcfe34 (このIDを非表示/違反報告)
たまたまたまんごー(プロフ) - はじめまして、こんにちは!はまりましたー。メッセージがうまく送れなかったのでこちらからすいません。パスワード教えていただきたいです。よろしくお願いします (2020年8月3日 7時) (レス) id: 45de3b0630 (このIDを非表示/違反報告)
mai☆(プロフ) - amさん» ありがとうございます。メッセージ送りますね。 (2020年6月27日 21時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - パスワード教えていただきたいです!よろしくお願いします! (2020年6月27日 18時) (レス) id: c5bda67d9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mai☆ | 作成日時:2019年12月30日 16時

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