愛されたいのは 2

78 ページ32

*


北山さんついたぞー

と連絡が来たので すぐに外に出たら、玄関前に北山さんの車が停まっていたので、母に見つかる前に即出発。


「初めて見たわ、そーゆーカッコ」

「いや、動きやすい服でって言ったの、北山さんじゃないですか」


まーなって言いながら車を走らせた。






どこに行くのかと思ったら、いろんなスポーツができる施設だった。

ここんとこゴロゴロしてたからいい機会かも…と思いながら、私 運動音痴だからな…

絶対北山さんに笑われるやつ。


「少しは運動しねーとなー。お前飲んでばっかだし」

「北山さんに言われたくないです！」

「俺は運動もちゃんとしてますー」


くそぅ、確かにいい体はしてた…







「あれしよーぜ、あれ！」

って北山さんが指差したのは、大きなバブルボールみたいなやつ。

どうやらこの中に入って、サッカーするみたい。


「なにこれ、めっちゃ楽しそう！」

「だろ？」


私は初めてなんだけど、北山さんは俊くんや他のお友達とやった事あるみたい。

バブルボールの中に入る時も優しく教えてくれた。

私は立ち上がるのもちょっと難しかったけど、慣れてる北山さんは簡単立ち上がる。


「よし、ちょっと1回ぶつかり合おーぜ」

「軽くして下さいよ！」


と自分で言ったけど、私は力いっぱいぶつかった 笑

するとまあまあ吹っ飛んだ北山さん。


「おいっ！お前人には軽くとか言っといて！」

「あっはははは！」


二人でめっちゃはしゃいだけど、私達だけじゃゲームにならないから、北山さんは同じ2人組の方に声掛けて

一緒にバブルサッカーをして楽しんだ。








「次何やりたい？」

「ローラースケートやってみたい！」

「やった事あんの？」

「全然。でもアイススケートならやった事あります」

「違うんじゃねーの？ローラーとアイス…」

「変わんないですよ、きっと」


そう思ったのが間違いだった w

79→←77

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す