ハルキミ。 MG【2】 (ページ17)

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「わざわざ家まで来てもらっちゃって、大丈夫なんですか？」

JH「大丈夫って何が？」

「お友達と学祭終わりにご飯食べるとか、色々。」

JH「明日もあるし、別にあったとしても優先するほどの事じゃないから。」

家の前でそんな会話を交わしてから、私たちは家に入った。

.

JH「なんかあったか？」

いつものように、私の部屋のソファに腰掛けながら単刀直入にジョンハンさんはそう言った。

「ジョンハンさんは前に自分らしくいればいい。って言ってくれましたよね？…だけど、やっぱり私は出来ないです。」

JH「誰かに何か言われたか？」

そうじゃない、と首を振った。

ジョンハンさんの事、困らせちゃってるって分かってる。

「ジョンハンさんといる時は釣り合ってないとか周りからどう思われたって大丈夫なんです。

だけど、ミンギュくんといる時は皆からそういう目で見られてるんだろうな、ってネガティブになっちゃって…」

自分でもこの気持ちの正体が分からない。

なんで今、自分が泣きそうになっているのかも。

すると、ジョンハンさんは私のことをそっと抱き寄せて頭を撫でてくれた。

その暖かさが心に染みて、恐る恐るジョンハンさんの腰に手を回した。

「ジョンハンさん、」

JH「気が済むまでここにいるから。」

「ごめんなさい…」

その間、ジョンハンさんはずっと私の事を受け止めてくれていて。

JH「A、」

「どうしたんですか、、」

私から少し距離を置いて、じ、と目を見つめてくるジョンハンさんの視線はいつもと少し違っていて。

「え、ちょっと…」

段々近づいてくるジョンハンさんに、拒もうとしても身体が動かない。

このままだと、されちゃう…？

「や…っ、、」

お互いの鼻が触れ合うくらいの距離でジョンハンさんは動きを止めた。

何も出来ない私はジョンハンさんの服の裾をぎゅ、と握っているだけだった。

JH「っ〜〜！…なんで拒まないの？」

ぼやけてたジョンハンさんが一気に鮮明に映って離れたんだって気づく。

なんでって、…なんでだろう。

「身体が動かなくて…」

JH「…そっか。」

あーもう、って自分の頭をわしゃわしゃしてるジョンハンさんが可笑しかったけど、なぜか笑えなかった。